文学 / ジョナサン・スウィフト朝の情景A Description of the Morning

『朝の情景』の装画。夜明けのロンドンで働く人々。

文学 / ジョナサン・スウィフト

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原著・底本

原題
A Description of the Morning
著者
ジョナサン・スウィフト
編者
ウィリアム・アーンスト・ブラウニング
編者
ジョージ・フォークナー
原典の利用条件
パブリックドメイン(米国)
Project Gutenberg 利用条件
収録範囲
1910年Browning編版の題と1709年4月記、詩全18行と底本注三件。

日本語訳

利用条件
CC0 1.0
翻訳原稿
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表紙

装画
日本人文
利用条件
CC0 1.0

本書のために制作した独自装画。原刊の装丁とは異なります。

追加日: 2026-10-21 / 更新日: 2026-10-21

1910年Browning編版の題と1709年4月記、詩全18行と底本注三件。

朝の情景

一七〇九年四月に書かれ、『タトラー』に初めて掲載。[1]

いまは、まだ、そこここに辻馬車が、
ようやく現れ、赤い朝の近づくのを告げる。
いま、ベティは、主人の寝床を抜け出し、
そっと忍び寄り、自分の寝床を乱しておく。
かかとを踏んだ靴の徒弟は、主人の戸口で、
泥を削ぎ取り、床の辺りに、水をまいたところだ。
いま、モールは、器用な身振りでモップを回し、
入口と階段を、磨く支度を整えた。
若者は、すり減った箒の切れ端で、なぞり始める、
車輪が削った、側溝の縁を。[2]
小粒の炭売りの、低く節のついた声が響く、
煙突掃除の、甲高い呼び声に、かき消されるまで。
貴族の屋敷の門に、借金取りが集まり始め、
煉瓦粉売りのモールは、通りの半分まで叫んで回った。
牢番は、いま、自分の群れが戻るのを見る、
毎晩、納付金を盗みで稼ぐため、きちんと放ってやった連中だ。[3]
目を光らす執行吏が、黙って持ち場につき、
学校通いの少年たちは、鞄を手に、のろのろ歩く。

底本注

編者注 1

[1] 第九号。注を付した、一七八六年の優れた全六巻版を参照。――W・E・B。

編者注 2

[2] 古釘を見つけるため。――フォークナー。

編者注 3

[3] 監獄の管理人が取り立てる費用を、払うためである。――W・E・B。