文学 / ジョナサン・スウィフト合同についてOn the Union

『合同について』の装画。薔薇と薊の花束、船の模型と地図。

文学 / ジョナサン・スウィフト

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原著・底本

原題
On the Union
著者
ジョナサン・スウィフト
編者
ウィリアム・アーンスト・ブラウニング
原典の利用条件
パブリックドメイン(米国)
Project Gutenberg 利用条件
英語Wikisource寄稿者 — CC BY-SA 4.0
収録範囲
1910年Browning編版の題、詩全22行と底本注二件。

日本語訳

利用条件
CC0 1.0
翻訳原稿
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表紙

装画
日本人文
利用条件
CC0 1.0

本書のために制作した独自装画。原刊の装丁とは異なります。

追加日: 2026-10-21 / 更新日: 2026-10-21

1910年Browning編版の題、詩全22行と底本注二件。

合同について

女王はこのごろ、なくしてしまわれた、
「イングランド一筋」の[1]お心を、ひとかけら。
それが欠けたので、間に合わせの継ぎを当て、
スコットランドもので、また繕いなされた。
ありがたい変革だ! これが生み出すのは、
分裂する心と、合同する国家!
見よ、この二重の国のありさまは、
上等の上着に、粗いラシャの裾をつけたよう。
まるで、花束を作る者が、
薔薇と薊を、一緒くたに束ねるよう。
これまで、誰が見たというのか、
信仰も法もない、王国の合同など?[2]
これからは、どんな政治家も、恐れ多くも、
王国を船になど、たとえてはならぬ、
わが国を、二重の竜骨を備えた、
船と呼んでしまわないために。
その船は、わが国とそっくり、新たに帆具も船員も整え、
陸から、一リーグほど進んだところで、
風が変わり、風下へと流されると、
水先案内は、どう導けばよいか、わからなくなった。
そうして、揺さぶり立てる党争が、ついには沈めるだろう、
わが、がたつく二重底の王国を。

底本注

注 1

[1] アン女王の戴冠記念章に記された標語。――N。

注 2

[2] すなわち、宗教と法律が異なっている、ということ。