文学 / ジョナサン・スウィフトステラの誕生日、一七二四年Stella’s Birthday, 1724

『ステラの誕生日、一七二四年』の装画。室内で踊るステラと詩人。

文学 / ジョナサン・スウィフト

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原著・底本

原題
Stella’s Birthday, 1724
著者
ジョナサン・スウィフト
底本
Henry Morley編、Cassell & Company、1886年版。Project Gutenberg eBook 623旧HTML、公開日表記2007年1月15日。
編者
ヘンリー・モーリー
原典の利用条件
パブリックドメイン(米国)
Project Gutenberg 利用条件
収録範囲
1886年モーリー編英語版所収の原題と本文全54行・四連。

日本語訳

利用条件
CC0 1.0
翻訳原稿
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表紙

装画
日本人文
利用条件
CC0 1.0

本書のために制作した独自装画。原刊の装丁とは異なります。

追加日: 2026-10-21 / 更新日: 2026-10-21

1886年モーリー編英語版所収の原題と本文全54行・四連。

ステラの誕生日、一七二四年

美しい乙女も、衰えれば、
もう踊る年ではない、と言われるように、
詩人も時とともに、足取りと詩脚を失い、
韻を踏んで、踊れなくなる。
君に年ごとの詩を捧げる男も、できれば、
君の誕生日を、散文で祝いたかった。
だが、陽気な人々が、たまたま、
田舎踊りに、一組足りないとなれば、
年老いた家政婦を呼んできて、
ほかによい相手がないので、空きを埋めてもらう。
シェリダンは、調子を外し、
友人ディレイニーは、本にかじりついているから、
ステラに、恥をかかせないため、
もう一度、この首席司祭が、二人の代わりを務めよう。

美と才知は、悲しすぎる真実だが、
いつも、若さに限られてきた。
才知の神と、美の女王は、
男が二十一、女が十五。
美しい歌を歌えた詩人は、いなかった、
ポイボスのように、若い者でなければ。
韻を踏む気にさせた乙女も、いなかった、
ウェヌスのように、花盛りでなければ。
これが本当なら、五十六歳で、
私は君に、ふさわしい詩人だろうか。
あるいは、四十三歳の君は、
私に、ふさわしい題材だろうか。
さようなら、輝く才知、光り輝く瞳。
君はまじめになり、私は賢くならねばならない。
運命に逆らおうとしても、むだだが、
散文では、今も君の友でいよう。
尊敬と友情を、言い表すのに、
詩の衣装は、要らないのだから。
女神が、歌にするための助けを断っても、
言葉で告げることは、できるだろう。

だがステラ、教えてくれ、どんな悪い舌が、
君は、もう若くないと言いふらすのか。
昔、弓を持ったキューピッドがいた場所に、
今は、時が、大鎌を持って刈り取ろうと座るのだと。
君の髪の半分は、白くなったのだと。
そんな言葉は、一言も信じはしない。
確かに、だが、内緒にしておいてほしい、
私の目は、少しばかり薄暗くなった。
自然は、いつも間違いなく、
君の衰えに、私の視力を合わせてくれる。
しわも、見分けられぬまま、見過ごされる、
眼鏡を使うのは、恥ずかしいから。
この目で見る、そのときまでは、
君にしわがあると言う者は、誰でも嘘つきだ。

どれほど時がたっても、君は手放しはしない、
名誉と徳、分別と才知を。
こうして、私には、君はいつまでも若くいられる、
目で見るより、耳で聞くほうが得意な間は。
ああ、運命よ、意地悪を見せないでほしい、
私の耳をふさぎ、目をよくすることなどで。