錬金術 / 著者未確認(A. E. Waite英訳)哲学者たちの集会
錬金術 / 著者未確認(A. E. Waite英訳)
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Waite1896年英訳からの重訳。全72発言・序書簡・結語。Waiteの編集序文・脚注・索引は対象外。
標題
哲学者たちの集会
これまでに刊行されたどの版よりも完全な、古い写本冊子から採られたもの。
注 これは本文冒頭に掲げられた底本の標題句。今回の読書版が写本を独自に校訂したという意味ではない。
アリスレウスの書簡
本書の趣旨について、後世の人々の益のため、賢者たちの言葉に先立って置かれたアリスレウスの書簡。その文は次のとおりである。
ピュタゴラスから生まれ、三倍に偉大なるヘルメスの恩恵によって弟子たちの弟子となり、知識の座に学ぶアリスレウスは、後に来るすべての人々に健康と慈悲を願う。私は証言する。私の師、イタリア人ピュタゴラス、賢者たちの師であり預言者たちの首長である人は、ヘルメス以後の誰に授けられたものよりも大きな神と叡智の賜物を受けた。
注 登場人物の名・師弟関係はこの作品の文学的な設定として読む。各発言を歴史上のピュタゴラスやソクラテス等の実際の言葉と認定するものではない。
そこで彼は、今や大いに数を増し、あらゆる地方で主要な人物となっていた弟子たちを、この最も貴い術について論じるために集めようと考えた。彼らの言葉が後世の人々の礎となるためである。そして、最高の評議を担うイクシミドルスに最初に語るよう命じた。彼は次のように述べた。
第1発言
イクシミドルスは言う。私は証言する。万物の始まりは、永続し、万物と同等に存する、ある〈自然〉である。そして、目に見える諸々の自然、その誕生と衰滅は、この自然がそれらを導く終末が眺められ、呼び集められる時である。さて、あなたがたに教えよう。星々は火性のものであり、空気によって一定の範囲に保たれている。太陽の炎を生き物から隔てる空気の湿りと密度がなかったならば、太陽はあらゆる被造物を焼き尽くすであろう。
注 Nature は広い意味の「自然」のほか、ある物質の本性・働く力をも指す。現代科学の単一の概念へ置き換えない。冒頭の宇宙論には英訳自体に難解な構文がある。
しかし神は、自ら創ったものが焼き尽くされないよう、隔てる空気を備えた。太陽が天に昇ると、その熱によって空気に打ち勝ち、暖かさが空気の上部から下部へと入り込むのを、あなたがたは見ないか。もし空気が、生き物を生み出すあの風を直ちに吐き出さなければ、太陽はその熱によって、あらゆる生あるものを確実に滅ぼすであろう。
だが太陽は空気によって抑えられている。空気がこのように勝つのは、太陽の熱を自らの熱に、水の湿りを自らの湿りに結びつけるからである。太陽の熱の働きによって、微細な水が空気の中へ引き上げられることに気づかないか。こうして太陽は、自らに対抗する水を助けるのである。水がこの微細な湿りによって空気を養わなかったならば、太陽は確実に空気を征服するであろう。
したがって火は水から湿りを引き出し、その湿りによって空気は火そのものに打ち勝つ。このように火と水は、血縁のない敵同士である。火は熱く乾き、水は冷たく湿っているからである。暖かく湿った空気は、調和させる仲介者として両者を結びつける。水の湿りと火の熱との間に、空気は平和を築くため置かれているのである。
また、空気の微細な蒸気から霊が生じる様を、皆よ、見なさい。熱が水分と結ばれると、必然的に微細なものが現れ、それが風となるからである。太陽の熱は空気から微細なものを引き出すが、それはまた、あらゆる被造物にとって霊と生命となる。しかし、これらすべては神の意志によってこのように配置されている。そして太陽の熱が雲に触れてこれを砕くと、閃光が現れる。
注 公開翻刻の rind look は And look として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
集会の人々は言う。あなたは、自分が火について知るとおりによく説明し、また兄弟の言葉を信じた。
第2発言
エクスメドルスは言う。私はイクシミドルスの力強い言葉に従って空気を称揚する。それによって作業が改善されるからである。空気は濃厚にもなり、希薄にもなる。暖まり、また冷える。空気が濃厚になるのは、太陽の遠ざかりによって天において分けられるときである。希薄になるのは、太陽が天高く昇ることによって暖まり、薄くなるときである。それは、季節の区別において暑くも寒くもない春の性質に比べられる。
というのも、定められた配置の変化と、魂の変転する区別とに従って、冬もまた変化するからである。したがって、太陽が遠ざかると空気は濃厚になり、そのとき寒さが人々を襲う。
注 英訳の constituted disposition、distinctions of the soul は意味の取りにくい表現。季節の説明として滑らかに作り直さず、語義の不確かさを残した。
そこで集会の人々は言った。あなたは空気を見事に説明し、その内にあると自分が知る事柄を述べた。
第3発言
アナクサゴラスは言う。私は明らかにする。神が創ったすべてのものの始まりは重さと割合である。重さは万物を支配し、大地の重さと濃厚さは割合のうちに明らかとなるからである。しかし重さは物体の中にしか見いだされない。
注 ここから述べられる四元素の密度・上下関係は歴史的な自然哲学であり、現代の物理学ではない。
集会の皆よ、知りなさい。四元素の濃厚な部分は大地にとどまる。火の濃厚な部分は空気へ落ち、空気の濃厚な部分は火から受け取った濃厚な部分とともに水へ落ちる。そして水の濃厚な部分も、火と空気の濃厚な部分によって増し加えられ、大地にとどまるのである。四元素の濃厚な部分が、大地の中に結びつくことを見ていないのか。それゆえ大地は、すべてのものより濃厚なのである。
そこで集会の人々は言う。よく語った。確かに大地は残りのものより濃厚である。それでは、四元素のうち最も希薄なものはどれであり、この四つの希薄な部分を所有するに最もふさわしいものはどれか。
彼は答える。火がすべてのうちで最も希薄であり、この四つの希薄な部分はそこへ集まる。しかし空気は火ほど希薄でない。空気は暖かく湿り、火は暖かく乾いているからである。暖かく乾いたものは、暖かく湿ったものより希薄である。
人々は彼に言う。空気より希薄さの少ない元素はどれか。
彼は答える。水である。その内には冷たさと湿りがあるからであり、冷たく湿ったものはすべて、暖かく湿ったものより希薄さが少ない。
そこで人々は彼に言う。あなたは真実を語った。では、水より希薄さの少ないものは何か。
彼は答える。大地である。冷たく乾いているからであり、冷たく乾いたものは、冷たく湿ったものより希薄さが少ない。
ピュタゴラスは言う。教えの子らよ、神が万物を創ったもとであるこの四つの自然について、あなたがたはよく説明を整えてくれた。ゆえに、あなたがたの述べたことを理解する者は幸いである。世界の頂に立っても、自らのものより偉大な意図を見いださないであろうからだ。それでは、われわれの論述を完成させよう。
人々は答える。皆に順番にこの話を引き継ぐよう命じてください。パンドルフスよ、あなたが話しなさい。
第4発言
そこでパンドルフスは言う。私は後世の人々に告げる。空気は水の微細な質料であり、水から分離しているのではない。それは乾いた大地の上にとどまる。すなわち、大地の下にある水に隠れた空気である。この空気が存在しなければ、大地は湿った水の上にとどまれないであろう。
人々は答える。あなたはよく語った。では話を続けて終えなさい。
彼は続ける。大地の下の水に隠れている空気こそが、大地がその水の中へ沈まないよう支えるものである。さらにそれは、大地がその水に覆われることを防ぐ。したがって空気の役目は、異なるもの、すなわち水と大地の間を満たし、両者を隔てることである。また空気は、敵対するもの、すなわち水と火の間で和解者となり、互いを滅ぼさぬよう両者を分けている。
集会の人々は言う。ここで例を示せば、理解していない者たちにもいっそう明らかになるであろう。
彼は答える。卵がその例である。卵では四つのものが結びついているからだ。目に見える外皮、すなわち殻は大地を表し、卵白、すなわち白い部分は水である。しかし非常に薄い内皮が外皮に接しており、これは、あなたがたに示したように、大地と水を隔てる媒介物、すなわち大地を水から分ける空気を表している。
卵黄はまた火を表す。卵黄を包む皮は、水を火から隔てるもう一つの空気に対応する。しかし両者はともに、同一の空気である。すなわち、冷たいもの同士である大地と水とを隔てる空気と、水を火から隔てる空気である。ただし下の空気は上の空気より厚く、上の空気は下の空気より火に近いので、いっそう希薄かつ精妙である。
したがって卵の内には、大地、水、空気、火という四つのものがある。しかし、この四つを別にすれば、太陽の点は卵黄の中心にあり、それが雛である。それゆえ、この最も優れた術における哲学者たちは皆、卵を例として説明し、それを自らの作業の模範に据えた。
第5発言
アリスレウスは言う。知りなさい。大地は丘であって平面ではない。それゆえ太陽は、大地のすべての地帯に同じ一時間のうちに昇るのではない。もし大地が平らなら、太陽は一瞬にして全大地の上に昇るであろう。
パルメニデスは言う。アリスレウスよ、あなたの話は短かった。
彼は答える。師がわれわれに遺したもののうち、これと異なる証言をするものがあるか。だが私は証言する。神は一つであり、いまだかつて生まず、生まれたこともない。そして神に次いで万物の首位にあるのは大地と火である。火は微細で軽く、地上の万物を支配するが、大地は重く粗厚で、火に支配される万物を支えているからである。
第6発言
ルカスは言う。あなたがたは四つの自然についてばかり語り、それぞれがその何かを観察している。さて、私はあなたがたに証言する。神が創った万物はこの四つの自然から生じ、そこから創られたものはそこへ帰る。その内において生き物は生まれ、死に、万事は神があらかじめ定めたとおりに起こる。
ルカスの弟子デモクリトスは答える。ルカスよ、四つの自然について、あなたはよく語った。
するとアリスレウスは言う。デモクリトスよ、あなたの知識はルカスから来たものであるから、あなたの師をよく知る者たちの中で語るのは出過ぎたことである。
ルカスは答える。デモクリトスは自然の事物についての学を私から受け取ったが、その知識はインドの哲学者たちとバビロニア人たちに由来する。この学問において、彼は同年齢の者たちを凌ぐと私は思う。
集会の人々は答える。彼がしかるべき年齢になれば、大いに満足させてくれるであろう。しかし今は若いのだから、沈黙を守るべきである。
第7発言
ルクスタは言う。ルカスが説明した被造物はすべて、ただ二つである。そのうち一つは、敬虔さによるほかは知られも表現されもしない。見えもせず、感じられもしないからである。
ピュタゴラスは言う。あなたは、語り終えるならば精妙に説明することになる主題に入った。では、この感じられも、見られも、知られもしないものが何であるか、述べなさい。
すると彼は言う。それは知られないものである。この世においてそれは、理性に奉仕する視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚によらず、理性によって認識されるからである。
哲学者たちの集いよ、白と黒を区別できるのは視覚だけであり、良い言葉と悪い言葉を判別できるのは聴覚だけであることを、知らないのか。同様に、嗅覚によらずしては、健全な香りを悪臭から理性によって区別できない。味覚によらずして甘さを苦さから分かつことはできず、触覚によらずして滑らかなものを粗いものから分かつこともできない。
集会の人々は答える。あなたはよく語った。しかし、理性と敬虔さによるほかは知られも説明されもしない、その特定のものについて語るのを抜かしている。
彼は言う。そんなに急ぐのか。知りなさい。この五つの方法のいずれによっても認識されない被造物は、崇高な被造物である。そのようなものとして、それは見えもせず、感じられもせず、ただ理性によってのみ知覚される。そして自然は、この理性を神も分かち持つことを認めている。
人々は答える。あなたは真実を見事に語った。
彼は言う。さらに説明しよう。知りなさい。この被造物、すなわち世界には光があり、それは太陽である。そして太陽は他のすべての自然より精妙である。この光は、生き物が見る力を得られるよう配置されている。しかしこの精妙な光が取り去られると、生き物たちは暗くされ、月、星、あるいは火の光のほか何も見えなくなるであろう。それらの光はすべて、あらゆる被造物を輝かせる太陽の光に由来している。
それゆえ神は、太陽の希薄な性質ゆえに、太陽を世界の光と定めた。さて、先に述べた崇高な被造物は、この太陽の光を必要としないことを知りなさい。太陽は、より精妙で、より明るいその被造物より下にあるからである。太陽の光より明るいこの光を、彼らは、自らの光よりさらに精妙な神の光から受け取ったのである。
また知りなさい。創られた世界は二つの濃密なものと二つの希薄なものとから構成されるが、崇高な被造物のうちには濃密なものは何一つない。それゆえ太陽は、すべての下位の被造物より希薄なのである。
集会の人々は答える。あなたは、述べた事柄を見事に説明した。善き師よ、今は愚かさのため死んでいるわれわれの心を生き返らせるようなことを語ってくださるなら、われわれに大いなる恩恵を施すことになるであろう。
第8発言
ピュタゴラスは言う。私は断言する。神は万物に先立って存在し、初めに在ったときのように、神とともには何もなかった。しかし哲学者の皆よ、知りなさい。私がこれを述べるのは、この四元素と秘義、およびそれらについての諸学に関するあなたがたの考えを堅くするためである。神の意志によらなければ、誰もそれらに到達できない。
理解しなさい。神はただ独りであったとき、火、空気、水、大地という四つのものを創り、その後、その四つから、崇高なものも下位のものも含めて、他のすべてを創った。というのも、水から取り出されたすべての被造物が繁殖し増大し、世界に住んで、その内で神の裁きを実行するよう、神は初めから定めていたからである。
したがって神は、何よりも先に四元素を創り、その後そこから、自ら望むもの、すなわち多様な被造物を創った。そのうちには、一つの元素から作られたものもある。
集会の人々は言う。師よ、それは何でしょうか。
彼は言う。神が火から創った天使たちである。
だが集会の人々は言う。では、二つから創られたものは何でしょうか。
彼は言う。太陽、月、星々は、火と空気の元素から構成されている。それゆえ天使は、太陽、月、星々より明るい。一つの実体から創られており、それは二つの実体より密度が低いからである。一方、太陽と星々は、火と空気の複合から創られている。
集会の人々は言う。では、天の創造についてはいかがでしょうか。
すると彼は言う。神は水と空気から天を創った。したがって、これもまた二つから構成されている。すなわち、希薄なものの第二である空気と、濃密なものの第二である水とからである。
人々は言う。師よ、この三つについて話を続け、死者にとって生命となるあなたの言葉で、われわれの心を喜ばせてください。
彼は答える。あなたがたに告げよう。神はさらに、三つから、また四つから、被造物を作った。三つから創られたものは、飛ぶもの、獣、植物である。このうちには、水、空気、大地から創られたものも、火、空気、大地から創られたものもある。
しかし集会の人々は言う。それら異なる被造物を、互いに区別してください。
彼は言う。獣は火、空気、大地から創られ、飛ぶものは火、空気、水から創られる。飛ぶものと、植物のうち霊を持つすべてのものは水から創られ、一方、すべての理性なき動物は大地、空気、火から創られるからである。しかし植物には火がない。大地、水、空気から創られているからである。
注 同じ発言中で植物の火の有無が問い直される。本文の対話と矛盾を残し、整合する説明を補わない。
注 公開翻刻の dying things は flying things として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
そこで集会の人々は言う。失礼をお許しいただきたいのですが、植物の内にも火が宿ると考えてよいのではありませんか。
彼は言う。あなたがたは真実を語った。植物が火を含んでいることを、私は認める。
人々は言う。その火はどこから来るのでしょうか。
彼は答える。その内に隠れた空気の熱から来る。空気の中には微細な火が存在すると、私は示したからである。しかし、あなたがたが疑問にした元素的な火は、霊と魂を持つものの内でしか生じない。さて、われわれの父アダムとその子らは、四元素、すなわち火、空気、水、そして大地から創られた。賢き者たちよ、神が一つの本質から創ったものはすべて、最後の審判の日までは死なないことを理解しなさい。
死の定義は、複合したものの解離である。しかし単純なものには解離がない。それは一つだからである。死は魂と身体の分離に存する。二つ、三つ、あるいは四つの成分から形作られたものは、必ず分解するからであり、それが死である。さらに理解しなさい。火を欠く複合実体は、食べも飲みも眠りもしない。霊を持つすべてのものにおいて、食べるものは火だからである。
集会の人々は答える。師よ、火こそ食べるものであるとおっしゃるのに、火から創られた天使たちが食べないのは、どういうわけでしょうか。
彼は言う。こうしてあなたがたは、それぞれの考えを持って疑い、反対者となった。しかし元素を真に知っていたなら、これらのことを否定しないであろう。私は、単純な火は食べず、厚い火が食べると判断するすべての者に同意する。天使は厚い火からではなく、極めて微細な火のうちでも最も微細なものから創られている。それゆえ、最も単純で、きわめて微細なものから創られた天使は、食べも飲みも眠りもしない。
集会の人々は言う。師よ、われわれの知的能力は認識できます。神の助けによって、あなたの言葉をことごとく理解したからです。しかし聴覚と視覚の能力は、それほど偉大な事柄を受け止めることができません。弟子たちのため、神があなたに報いてくださいますように。あなたは後の世代を教えるため、われわれをそれぞれの国から呼び集めたのですから、その報いを、来たるべき裁き主から必ず受けることでしょう。
アリスレウスは言う。後世の人々の益のためにわれわれを集めてくださったのですから、あなたがわれわれに理解するよう教えた四元素の定義ほど役に立つ説明はないと、私は考えます。
彼は言う。賢者たちが皆、神において定義を示したことを、あなたがたのうち誰も知らぬとは思わない。
集会の人々は答える。弟子たちが何かを飛ばすことがあっても、師よ、後の世代のために欠落を避けるのが、あなたにはふさわしいことです。
彼は言う。あなたがたが望むなら、ここでその配剤の説明を始めよう。惜しむ者たちは、自分たちの書物の中でそれを切り離してしまったからである。あるいは、本書の末尾に置くことにしよう。
そこで集会の人々は言う。後の世代にとって最も大切になると、あなたがお考えになる場所に置いてください。
彼は言う。愚者には見抜かれず、教えの子らには見過ごされない場所に置こう。それは鍵であり、完成であり、終わりだからである。
第9発言
エクシメヌスは言う。神はその言葉によって万物を創った。「在れ」と命じると、それらは作られたのである。他の四元素である大地、水、空気、火とともに、神はそれらを凝固させ、相反するものを混ぜ合わせた。われわれは、火が水に敵対し、水が火に敵対し、両者が大地と空気に敵対するのを見る。しかし神は、それらが互いに愛し合うよう、平和のうちに結びつけた。
注 公開翻刻の and tire は and fire として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
したがって、この四元素から万物が創られた。天とその王座、天使、太陽、月、星々、大地と海、そして海の中にあるすべてのものがそうである。それらは実に多様で、互いに同じではない。神によってその自然も、創られ方も異なるものとされたからである。しかし多様性は、私が述べた以上のものである。これらの自然はそれぞれ異なる自然を持ち、無数の差異によって、各々の自然は異なるものとなっている。
さて、この多様性はあらゆる被造物のうちにある。それらが異なる元素から創られたからである。もし一つの元素から創られていたなら、調和する自然であったであろう。しかしここでは異なる元素が混ぜられるため、それぞれ自身の自然を失う。乾いたものが湿ったものと混ざり、冷たいものが熱いものと結びつけば、冷たくも熱くもなくなるからである。同様に、湿ったものが乾いたものと混ざれば、乾いても湿ってもいないものとなる。
だが四元素が混ぜられると、それらは調和し、そこから被造物が生じる。その被造物は、夜の間置かれて腐敗し、目に見えて朽ちるのでなければ、決して完成に達しない。神はさらに、成長、食物、生命、支配によって、自らの創造を完成させた。
教えの子らよ、私がこの四元素の配置をあなたがたに説明したのは、理由のないことではない。その内には隠された秘義があるからである。そのうち二つは触覚と視覚に感知され、その作用と力はよく知られている。それは大地と水である。
しかし、見えも触れもせず、何も産出せず、その場所も決して見られない、別の二つの元素がある。それらの作用と力は、先の元素、すなわち大地と水の内においてしか知られない。さて、四元素が混ざり合っていないとき、人の願いは何一つ成就しない。だが混ぜられると、自らの自然を離れて別のものとなる。これらのことを、きわめて注意深く考察しよう。
集会の人々は言う。師よ、話してくだされば、われわれはあなたの言葉に耳を傾けます。
すると彼は言う。私はすでに、しかもよく論じた。あなたがたが語られたとおりに従う、有益な言葉だけを述べよう。ここにいる皆よ、知りなさい。われわれの銅によるのでなければ、真の着色剤は作られない。したがって、頭と金銭を使い果たし、心を悲しみで満たしてはならない。根本の公理を授けよう。前述の銅を白くし、目に見える貨幣にして、その後、着色剤が生じるまで再び赤へ変えないならば、まことに何一つ成し遂げられない。
注 tincture は、金属を染める・変成する力またはその作用物をいう錬金術語。ここでは主に「着色剤」と訳し、現代の医薬品チンキと同一視しない。
それゆえ銅を焼き、砕き、煮て、浸し、洗って、白くなるまで黒さを取り去りなさい。それからこれを処理しなさい。
第10発言
アリスレウスは言う。知りなさい。この作業の鍵は貨幣の術である。ゆえに私が示した物体を取り、薄い板にしなさい。次に、その板を、恒久の水であるわれわれの海の水に浸しなさい。覆われたら穏やかな火にかけ、板が溶けて水、すなわちエテリアとなるまで置きなさい。水とエテリアは同じものである。混ぜ、煮て、穏やかな火で煮詰め、サギナトゥムに似たブロディウムが生じるまで続けなさい。
注 Ethelia、Brodium、Saginatum 等の語は、伝承の過程で綴りや意味が揺れる術語。確定した現代の化学物質名に置き換えず音写した。Permanent Water は「恒久の水」で統一する。
次に、そのエテリアの水を混ぜ入れ、凝固して貨幣が多彩な色を帯びるまで続けなさい。われわれはこれを塩の花と呼ぶ。黒さがなくなり、白さが現れるまで煮なさい。それからすりつぶし、金の樹脂と混ぜ、赤いエテリアとなるまで煮なさい。砕くときは忍耐し、疲れて投げ出さぬようにしなさい。エテリアを、それ自身から出た水、すなわち恒久の水で浸し、赤くなるまで続けなさい。
これこそ焼かれた銅であり、金の酵母であり、その花である。それと常にともにある恒久の水で、水が乾ききるまでこれを煮なさい。すべての水が消費され、きわめて微細な粉末となるまで、この作業を続けなさい。
第11発言
パルメニデスは言う。知るべきである。惜しむ者たちは、知識を求めるあなたがたを皆欺こうとして、さまざまな水、ブロディウム、石、金属について長々と論じてきた。したがってそれらをすべて捨て、このわれわれの銅から、白いものを赤くしなさい。銅と鉛を取り、それらを脂、すなわち黒さに当て、錫を液化に当てなさい。
さらに知りなさい。〈真実の自然〉を制御し、その性質と組成を、血縁のものを血縁のものと、第一のものを第一のものと、よく調和させなければ、あなたがたの行為は不適切で、何も成し遂げられない。自然は自らの自然と出会い、それに従い、喜ぶからである。その内で自然は腐敗し、生まれる。自然は自然によって支配され、その自然は自然を滅ぼし、塵に変え、無に帰し、ついには自らそれを更新し、反復して、たびたび同じものを産出するからである。
それゆえ書物を調べ、〈真実の自然〉を知りなさい。何がそれを腐敗させ、何が新しくするか、どのような味を持つか、本性上どのような隣人を持つか、それらがいかに愛し合うか、また愛の後にいかに敵意と腐敗が入り込むかを知りなさい。そして、これらの自然を互いにどのように結びつけ、和解させて、同じように火の中で穏やかになるに至らせるかを知りなさい。この術の事実をよく観察したうえで、作業に手を着けなさい。
もし〈真実の自然〉を知らないなら、作業に近づいてはならない。害、災難、悲しみしか続かないからである。したがって賢者たちの教えを考えなさい。彼らは「自然は自然の内で喜び、自然は自然を包む」という言葉によって、作業全体をどのように言い表しているか。この言葉の内に、作業の全体があなたがたに示されているのである。
それゆえ、多くの余計なものを捨て、水銀を取り、マグネシアの物体、クフル、あるいは燃えない硫黄の内で凝固させなさい。その自然を白くし、白くなったらわれわれの銅の上に置きなさい。さらに煮れば赤くなる。そのとき煮ることを続ければ、金となる。それは海そのものを赤と金の色へ変えるのだと、私はあなたがたに告げる。
注 Magnesia は現代の酸化マグネシウムを自動的に意味しない。Kuhul、Sulphur、Copper 等も、この作品の多義的な名称として読む必要がある。
また知りなさい。金は恒久の水によるのでなければ赤くならない。自然は自然の内で喜ぶからである。したがってそれを煮て液状にし、隠れた自然が現れるまで続けなさい。それが外に現れたら、水で七度浸し、煮て、浸し、洗い、赤くなるまで続けなさい。
おお、神の意志によって真実の自然を増殖させる、天上の自然よ。おお、諸々の自然に勝ち、これを征服し、自らの自然を喜ばせ、楽しませる、力ある自然よ。これこそ、その神が、火には与えられないものを与えうる、特別で霊的な自然である。それゆえわれわれは、その〔種〕を讃え、称揚する。真の着色剤の内には、これより貴いものはなく、少しでもこれに似たものも見いだされない。これこそ、叡智を探究する者たちが愛する真実である。
というのも、それを物体とともに液化させると、最高の作用が実現するからである。真実を知ったなら、あなたがたはどれほど私に感謝することだろう。したがって学びなさい。焼滓を染めるときには、混ざり込んだものを滅ぼさねばならない。それは混ざったものに打ち勝ち、自らの色へ変えるからである。そして目に見える表面を征服したように、内部をも支配する。もし一方が揮発し、他方が火に耐えるならば、互いに結ばれた両者はいずれも火に耐える。
また知りなさい。蒸気が表面を白くしたならば、必ず内部も白くする。さらに叡智を求める皆よ、知りなさい。一つの質料が四つに勝ち、われわれの硫黄だけが万物を食い尽くす。
集会の人々は答える。パルメニデスよ、あなたは実によく語った。しかし煙の処理法と、それがどのように白くされるかを、後世の人々に示していない。
第12発言
ルカスは言う。今、私は古人の足跡に従って語ろう。ゆえに叡智を求める皆よ、知りなさい。この論述は処理の最初から始まるものではない。雄から来る水銀を取り、常法に従って凝固させなさい。私が常法に従って語っていることに注意しなさい。なぜなら、それはすでに凝固されているからである。
したがってここは処理の出発点ではないが、私は次の方法を指示する。すなわち、雄から水銀を取り、それを鉄、錫、あるいは処理された銅の上に置けば、それは白くなる。白いマグネシアも同じ仕方で作られ、雄はそれとともに変えられる。
しかし磁石と鉄の間にはある親近性があるため、われわれの自然は喜ぶ。ゆえに古人たちが取るよう命じた蒸気を取り、それ自身の物体とともに煮て、錫が生じるまで続けなさい。常法に従ってその黒さを洗い去り、清め、均一な火で白くなるまで焼きなさい。すべての物体は処理された水銀によって白くなる。自然が自然を変えるからである。
それゆえマグネシア、明礬の水、硝石の水、海の水、鉄の水を取り、煙によって白くしなさい。白くしたいと思うものは何であれ、この煙によって白くなる。煙自体が白く、あらゆるものを白くするからである。ゆえに、その煙をそれ自身の滓と混ぜ、凝固して極めて白くなるまで続けなさい。
この白い銅を、それ自身から芽を出すまで焼きなさい。マグネシアは白くされると、霊が逃れることも、銅の影が現れることも許さない。自然は自然を包むからである。ゆえに教えの子らよ、皆、白い硫黄性の自然を取り、塩と露、あるいは白い塩の花によって、極めて白くなるまで白化させなさい。そして、白い塩の花とはエテリアからのエーテルであることを知りなさい。
それを七日間煮て、輝く大理石のようにしなければならない。この状態に達すると、それは極めて偉大な秘義となる。硫黄が硫黄と混ざり、両者の親近性ゆえに、そこから優れた作業が成し遂げられるからである。自然は、自らの自然と出会うことを喜ぶ。それゆえマルデクを取り、ガデンベ、すなわち葡萄酒と酢、そして恒久の水で、これを白くしなさい。
焼いて凝固させ、全体がそれ自身の火、すなわち以前の火より強い火でも液化しなくなるまで続けなさい。容器の口をしっかり覆いなさい。ただし、その白さを燃え立たせるため、その隣人と結びつけなさい。そして火が燃え上がらぬよう気をつけなさい。そうなれば時期尚早に赤くなり、何の役にも立たない。処理の初めには白いものが必要だからである。その後、赤に達するまで凝固させなさい。
白化の際には、凝固が起こるまで火を穏やかに保ちなさい。凝固したものをわれわれは〈魂〉と呼び、それは自然から自然へ、より速やかに変えられることを知りなさい。したがって、貨幣の術に携わる者たちにはこれで十分である。一つのものがそれを作るが、その内では多くのものが働くからである。必要なのは多数のものではなく、ただ一つのものだけであり、それが作業の各段階で、それぞれ別の自然へ変わるのである。
集会の人々は言う。師よ、賢者たちが語ったように簡潔に話してくだされば、完全に闇の中へ閉じ込められたくないと願う者たちが、あなたに従うでしょう。
第13発言
ピュタゴラスは言う。別の根から出るのではなく、名だけが異なる、もう一つの処理法を示そう。この学と叡智を求める皆よ、知りなさい。相互に適合する自然の配合について、惜しむ者たちが書物で何を命じていようと、見かけがいかに多様であっても、味においてはただ一つしかない。
また知りなさい。彼らが多くの仕方で説明したものは、磁石が鉄を追うように、火なしでその伴侶を追い、これに到達する。それが磁石に、また種や母胎にたとえられるのは、理由のないことではない。それらにも似ているからである。
そして火なしで伴侶を追うこの同じものは、相手を抱くとき、多くの色を現れさせる。というのも、この一つのものはあらゆる処理に入り込み、いたるところに見いだされるからである。それは石であり、石でなく、ありふれていて貴く、隠され秘められていながら誰にも知られ、一つの名と多くの名を持つ。それこそ〈月の泡〉である。
したがってこの石は、石ではない。石より貴いからである。これなしには、自然は決して何も成し遂げない。その名は一つだが、われわれはその自然の優秀さゆえに、多くの名で呼んだ。
集会の人々は答える。おお、師よ。探求者たちの手引きのため、その名のいくつかを挙げてはくださいませんか。
彼は言う。それは白いエテリア、白い銅、そして火から逃れ、ただ独り銅を白くするもの、と呼ばれる。ゆえに白い石を砕き、その後、乳とともに凝固させなさい。それから灰を乳鉢で砕き、湿りが容器から逃れないよう注意しなさい。容器の内で焼滓となるまで凝固させなさい。また月の泡とともに煮て、調節しなさい。そうすれば、石が砕かれ、すでにそれ自身の水に浸されているのを見いだすであろう。
注 calx は煆焼された物質を指す術語。ここでは「灰」とし、現代の石灰だけに限定しない。
これこそ、われわれがあらゆる名で呼ぶ石である。それは作業物を同化して飲み込み、また、あらゆる色がそこから現れる石でもある。したがって、鉱滓から生じるその樹脂を取り、あなたがたが処理した灰の焼滓と、知っている滓とに混ぜ、恒久の水で湿らせなさい。それから眺めて、粉末となったか確かめなさい。なっていなければ、最初の火より強い火で、砕かれるまで焼きなさい。
次に恒久の水で浸しなさい。そして色が変化すればするほど、いっそう加熱に任せなさい。さらに知りなさい。白い水銀、すなわち月の泡を取り、命じられたとおりに穏やかな火で分解すれば、それは凝固して石となる。したがって、この石が砕かれると、そこから多くの色があなたがたに現れるであろう。
しかし、この話に何か曖昧な点を感じても、命じられたとおりに行い、白く閃く石が生まれるまで処理を続けなさい。そうすれば目的を見いだすであろう。
第14発言
アクスボフェンは言う。師よ、あなたは、その立場にふさわしく、惜しまず語ってくださいました。そのために神が報いてくださいますように。
ピュタゴラスは言う。アクスボフェンよ、神があなたをも惜しむ心から救ってくださるように。
すると彼は言う。賢者たちの集会よ、知るべきである。硫黄は硫黄の内に含まれ、湿りは湿りの内に含まれている。
集会の人々は答える。アクスボフェンよ、惜しむ者たちもそれに似たことを語ってきた。では、その湿りとは何か、われわれに教えてほしい。
彼は言う。湿りとは毒である。毒が物体の中へ入り込むと、それを変わらぬ色に染め、魂が身体から離れるのを決して許さない。毒はその身体に等しいからである。これについて惜しむ者たちは言った。一方が逃げ、他方が追うとき、一方は他方を捕らえ、その後はもう逃げない。自然が敵を捕らえるように自らと等しいものを捕らえ、両者は互いを滅ぼすからである。
それゆえ、硫黄性の混合された硫黄から、最も貴い色が生まれる。それは、魂が身体の内部へ入り、身体を結び合わせて染めるとき、変わることも、火から逃げることもない。テュロスの染料を例に、言葉を繰り返そう。ケンケルと呼ばれる動物を取りなさい。その水はすべてテュロスの色だからである。そして常法に従い、穏やかな火で処理し、少しの色を含む土となるまで続けなさい。
しかしテュロスの着色剤を得たいならば、そのものが排出した湿りを取り、容器の内で少しずつそれに加え、あなたがたの気に入らなかった色の着色剤を加えなさい。次に、その同じ海の水で乾くまで煮なさい。その後、その液で湿らせ、徐々に乾かし、すべての液が浸み込むまで、浸し、煮て、乾かすことをやめてはならない。
それから数日間、それ自身の容器に放置し、最も貴いテュロスの色が内部から表面へ出てくるのを待ちなさい。私があなたがたに処理法をどう説明しているか、注意しなさい。少年たちの尿、海の水、清浄な恒久の水で調製して色を付け、穏やかな火で煮詰め、黒さがすっかり去って容易に砕けるようになるまで続けなさい。それゆえ、それ自身の液の内で、赤い色をまとうまで煮詰めなさい。
しかしテュロスの色にしたいならば、絶えざる水で浸し、目で判断する規則に従って、十分と知れるだけ混ぜなさい。恒久の水を十分に混ぜ、錆が水を吸収するまで煮詰めなさい。それから、調製しておいた海の水、すなわち乾いた灰の水で洗い、それ自身の湿りを吸い込むまで煮なさい。これを日々行いなさい。そうすれば、テュロス人がいまだ作ったことのないような色が、そこから現れると私は告げる。
さらに高められた色にしたいならば、樹脂を恒久の水に入れ、それによって交互に染め、その後、日光の下で乾かしなさい。次に先ほどの水へ戻せば、黒いテュロスの色はいっそう強まる。しかし、冷たさによらなければ紫色に染められないことを知りなさい。ゆえに、冷たい自然を持つ水を取り、その中に羊毛を浸し、水から着色剤の力を取り出すまで続けなさい。
また知りなさい。哲学者たちは、その水から出る力を〈花〉と呼んだ。それゆえ、その水の内に目的とするものを求めなさい。容器の中にあるものをそこへ入れ、最も貴いテュロスの色をまとうまで、幾日幾夜も置きなさい。
第15発言
フリクテスは言う。叡智を求める皆よ、知りなさい。多くの者がそのために滅びたこの術の基礎は、ただ一つである。あらゆる自然より強く、哲学者たちの判断ではより崇高だが、愚者たちにとっては何よりありふれた、一つのものがある。しかし、われわれにとって、それは崇敬するものである。
愚者たちよ、災いあれ。あなたがたは、知ってさえいれば命をかけるであろうこの術について、何と無知であることか。私はあなたがたに誓う。王たちがこれに通じていたなら、われわれの誰もこのものに到達できないであろう。おお、この自然は何と見事に物体を霊に変えることか。自然は何と驚くべきものか。いかに万物を統べ、万物に打ち勝つことか。
ピュタゴラスは言う。フリクテスよ、その自然の名を挙げなさい。
彼は言う。それは、金を純粋な霊へ変える、非常に鋭い酢である。この酢なしには、白さも、黒さも、赤さも、錆も作れない。また知りなさい。それが物体と混ぜられると、その内に収められ、一つになる。それは物体を霊へ変え、消せない、霊的で不変の着色によって染める。また、酢なしに物体を火にかければ、焼かれて損なわれることを知りなさい。
さらに知りなさい。最初の液は冷たい。それゆえ、冷たさに敵対する火には気をつけなさい。このため賢者たちは「硫黄が不燃性となるまで穏やかに処理せよ」と言った。賢者たちは、理性を持つ者たちに、この術の配剤をすでに示している。そして彼らが挙げた術の最良の点は、この硫黄の少量が強い物体を焼くということである。それゆえ彼らはこれを敬い、書物の冒頭で名指している。アダムの子も、こう説明した。
というのも、この酢は物体を焼き、焼滓に変え、また物体を白くするからである。それをよく煮て黒さを取り去れば、石に変わり、極めて白い貨幣となる。それゆえ石を分解するまで煮て、その後、海の水で溶かし、調合しなさい。
また知りなさい。作業全体の始まりは白化であり、これに赤化が続き、最後に作業の完成が来る。しかし、その後、酢によって、また神の意志によって、完全な完成が続く。さて、この集会の弟子たちよ、私はあなたがたに、あらゆる自然より完全で、貴く、尊ぶべき、一つのものの配剤を示した。神にかけて誓うが、私はこの一つのものの知識に達するため、長い間書物を調べ、また、それが何であるか教えてくださるよう神に祈った。
注 公開翻刻の Gcd は God として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
私の祈りは聞き届けられた。神は清い水を示し、それによって私は純粋な酢を知った。そして書物を読めば読むほど、私はいっそう照らされた。
第16発言
ソクラテスは言う。なお残っている教えの子らの集いよ、知りなさい。必要な力を備える鉛なしには、着色剤を作ることはできない。三倍に偉大なヘルメスが、赤いものを物体へ注ぎ込み、それが変わらぬ色へ変じたのを見なかったか。ゆえに知りなさい。第一の力は酢であり、第二は賢者たちが語った鉛である。それをあらゆる物体へ注ぎ込めば、すべてを不変のものとし、変わらぬ色で染める。
それゆえ、クフルと呼ばれる石から作られる鉛を取りなさい。最良の品質のものとし、黒くなるまで煮なさい。それから硝石の水とともに、脂のように厚くなるまで砕き、水を放出しながら物体の濃厚さが失われるまで、非常に明るい火で再び煮なさい。ゆえにその上で火を燃やし、石が清浄となり、貴金属に富み、極めて白くなるまで続けなさい。
その後、露と太陽、海水と雨水で三十一日間、塩水で十日間、真水で十日間これを砕きなさい。そうすれば、金属質の石のようになったことが分かる。硝石の水で再び煮て、液化によって錫となるまで続けなさい。さらに煮て湿りを取り去り、乾かしなさい。しかし、乾くと残った液を急速に吸い込むことを知りなさい。焼かれた鉛だからである。ただし、焼き損なわないよう気をつけなさい。
注 日数は英訳の31日・10日・10日を保持した。これらの合計や包含関係を推測して統一しない。
このようなものを、われわれは不燃性の硫黄と呼ぶ。最も鋭い酢とともにこれを砕き、厚くなるまで煮なさい。酢が煙に変わって失われぬよう注意し、この煮る操作を百五十日間続けなさい。さて、これで白い鉛の処理を示した。その後に続くすべては、女の仕事、子供の遊びにすぎない。
また知りなさい。金の作業の秘義は、雄と雌から生じる。私は鉛の内に雄を示し、同様に、石黄の内に雌を明かした。したがって石黄を鉛と混ぜなさい。雌は雄に助けられるため、雄の力を受け取ることを喜ぶ。一方、雄は雌から染める霊を受け取る。
ゆえに両者を混ぜ合わせ、ガラスの容器に入れ、エテリアと非常に鋭い酢で砕きなさい。秘義が煙となって逃げぬよう気をつけて七日間煮て、一晩中置きなさい。しかし、すでに乾いているものに泥〔の色〕をまとわせたいなら、再び酢で浸しなさい。さて、これで石黄の力を知らせた。それは、最も偉大な秘義がそれによって達成される女である。これらを悪しき者たちに見せてはならない。彼らは嘲笑するであろう。
調製に入れられるものは、酢のエテリアである。これらによって神は作業を完成させ、またそれによって霊は物体を占有し、物体は霊的なものとなる。
第17発言
ジモンは言う。哲学者と弟子たちの集会よ、あなたがたは今、白くすることについて語ったが、なお赤くすることを論じねばならない。この術を求める皆よ、知りなさい。白くしなければ、赤くすることはできない。二つの自然は、赤と白にほかならないからである。
それゆえ赤いものを白くし、白いものを赤くしなさい。また知りなさい。一年は四つの季節に分かれる。第一の季節は冷たい性質を持ち、これは冬である。第二は空気の性質を持ち、これは春である。続く第三は夏であり、火の性質を持つ。最後に第四があり、果実が熟す季節、すなわち秋である。
したがってこの仕方で、あなたがたの自然を処理しなさい。すなわち、冬には溶かし、春には煮て、夏には凝固させ、秋には果実を集め、染めなさい。ゆえに、この例に従って、染める自然を処理しなさい。しかし誤ったなら、自分自身以外の誰をも責めてはならない。
注 公開翻刻の ill winter は in winter として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
集会の人々は答える。あなたはこの事柄を実によく論じた。したがって後世の人々のため、もう一つ同様の教えを加えてほしい。
彼は言う。鉛を赤くすることについて話そう。師が書物の冒頭で取るよう命じた銅を取り、鉛と結び合わせ、厚くなるまで煮なさい。また、赤くなるまで凝結させ、乾かしなさい。ここにこそ、賢者たちが語った赤い鉛がある。銅と鉛は貴い石となる。それらを等量に混ぜ、金をそれらとともに焼きなさい。正しく処理すれば、これは霊の内で、染める霊となる。
このように雄と雌が結ばれると、揮発する妻ではなく、霊的な複合物が生まれる。赤い霊へ変えられた複合物から、世界の始まりが生じる。見よ、これがわれわれの〈赤い鉛〉と呼んだ鉛であり、われわれの作業に属し、これなしには何も成し遂げられない。
第18発言
ムンドゥスは集会の人々に言う。この術を求める者たちは、哲学者たちが書物の内で樹脂をさまざまに説明したが、それはわれわれの貴い石が生まれる恒久の水にほかならないと知るべきである。おお、この樹脂を求める者は何と多く、見いだす者は何と少ないことか。知りなさい。この樹脂は金だけによるのでなければ改善されない。
これらの適用法を探究する者は非常に多く、何かを見いだしはする。しかし、それらは減損するため、作業に耐えられない。ところが、樹脂と、すでに着色を保ってきた尊い石とから作る適用物は、作業に耐え、決して減損しない。したがって私の言葉を理解しなさい。この樹脂の適用法と、その内に存する秘義を説明しよう。
知りなさい。われわれの樹脂は金より強く、それを知るすべての者は、金より尊いと考えている。しかしわれわれは金も尊ぶ。金なしには樹脂を改善できないからである。それゆえ、われわれの樹脂は哲学者たちにとって真珠より貴く、崇高である。樹脂と少しの金によって、われわれは多くのものを買うからである。
それゆえ哲学者たちは、これらが失われぬよう書き記すにあたって、その明瞭な配剤を自らの書物に示さなかった。誰もが知るようになり、愚者たちにまで知れわたって、それを安い値で売らないことになるのを避けるためである。
注 1896年版にも would not sell it at a small price とある。前後関係から読み取りにくい否定だが、安価になる等と反転させず残した。
したがって、極めて白い樹脂一部、白い仔牛の尿一部、魚の胆汁一部、そしてそれなしには樹脂が改善されない樹脂の物体一部を取り、これらを混ぜて四十日間煮なさい。これが済んだら、乾くまで太陽の熱で凝結させなさい。それから発酵種の乳を混ぜ、乳が尽きるまで煮なさい。その後取り出し、乾くまで熱によって湿りを蒸発させなさい。
次にイチジクの乳を混ぜ、複合物の中の湿りが乾くまで煮なさい。その後、草の根の乳を混ぜ、また乾くまで煮なさい。それから雨水で湿らせ、次に露の水を振りかけ、乾くまで煮なさい。また恒久の水で浸し、極度に乾燥するまで乾かしなさい。
これらを終えたら、あらゆる色を備えた樹脂と混ぜ、強く煮なさい。水の力がすっかり失われ、物体全体の湿りが取り去られるまで続け、その乾きが燃え立つまで、煮ながら浸しなさい。それから四十日間そのままにしなさい。霊が物体に浸透するまで、その粉砕または煮詰めの状態に置きなさい。この処理によって霊は物体となり、物体は霊に変えられるからである。
したがって、配合物が飛び去り、煙となって出ていかぬよう、容器に注意しなさい。これらが完了したら容器を開きなさい。目的としたものを見いだすであろう。これこそ、哲学者たちが書物に隠した樹脂の秘義である。
第19発言
ダルダリスは言う。われわれ以前の師たちが恒久の水を説明したことは、よく知られている。さて、この術へ導き入れられる者は、この恒久の水の力を熟知するまで何も試みるべきではない。そして混合、粉砕、処理全体において、われわれは常にこの名高い恒久の水を用いるべきである。
したがって恒久の水と、その不可欠な処理法を理解しない者は、この術へ入ることができない。恒久の水なしには何も成し遂げられないからである。その力は霊的な血であり、それゆえ哲学者たちはこれを恒久の水と呼んだ。私以前の師たちが説明したように、物体とともに砕くと、神の意志によってその物体を霊に変えるからである。
というのも、これらは混ぜられて一つとなると、互いを変容させるからである。物体は霊を物体化し、霊は物体を、血のように染まった霊へと取り込む。そして知りなさい。霊を持つものは何であれ、血をも持っている。したがってこの秘義を覚えておきなさい。
第20発言
ベルスは言う。弟子たちよ、あなたがたは見事に論じた。
ピュタゴラスは答える。ベルスよ、彼らは哲学者なのに、なぜ弟子たちと呼んだのか。
彼は答える。師を敬うためです。彼らを師と等しく扱わないためです。
するとピュタゴラスは言う。われわれとともに、『集会』と呼ばれるこの書物を作った者たちは、弟子と呼ばれるべきではない。
そこで彼は言う。師よ、彼らは恒久の水と、白いもの、赤いものの製法を、幾度も、多くの仕方で、多くの名のもとに説明しました。しかし、重さ、配合、処理を結び合わせる方法においては、隠された真実と一致しています。
見よ、この軽んじられたものについて語られていることを。哲学者たちの隠された栄光は、石であって石ではなく、愚者たちに見破られぬよう多くの名で呼ばれるという話が広まっている。ある賢者たちは、それが生じる場所に従って名づけた。他の者たちは色に基づく名を採用し、そのうちには緑の石と呼ぶ者もいる。別の者たちは、物体と混ぜるべきでない、真鍮の最も強い霊の石と呼ぶ。さらに別の者たちは、それがサヴェンと呼ばれる宝石商によって貨幣と引き換えに売られるため、その説明をさらに変えた。ある者たちは月の泡と名づけ、ある者たちは天文学的または算術的に区別した。それはすでに千もの呼び名を受けているが、そのうち最良のものは「金属から生じるもの」である。同様に、他の者たちは太陽の心臓と呼び、さらに別の者たちは、水銀から揮発するものの乳とともに生み出されるものだと述べた。
第21発言
パンドルフスは言う。ベルスよ、あなたは軽んじられた石について多くを語り、兄弟たちが付け加えることを何も残さなかった。しかし私は後世の人々に、この軽んじられた石は恒久の水であると教える。叡智を求める皆よ、知りなさい。恒久の水は、この世の生命の水である。まことに哲学者たちは、自然は自然の内で喜び、自然は自然を包み、自然は自然に打ち勝つと述べたからである。
哲学者たちは、理性的な人々のため、この短い格言を作業の原理とした。そして知りなさい。太陽より貴く、より純粋な物体はなく、太陽とその影なしには、染める毒は生じない。それゆえ、これらなしに哲学者たちの毒を作ろうとする者は、すでに誤り、悲しみのとどまる穴に落ちている。しかし太陽とその影から、賢者たちの毒を染め上げた者は、最高の秘義に到達している。
また知りなさい。われわれの貨幣は、赤くなると金と呼ばれる。したがって哲学者たちの隠されたカンバルを知る者には、秘義はすでに明かされている。
集会の人々は答える。あなたは今、この石を分かりやすく説明した。しかし、その処理法も配合も述べていない。したがって説明へ戻ってほしい。
彼は言う。私は、隠された尊い秘義、すなわち白いマグネシアを取るよう指示する。それを葡萄酒と混ぜ、砕きなさい。ただし純粋で清浄でないものを用いてはならない。最後にそれを容器に入れ、この極めて偉大な石を見ることを許してくださるよう神に祈りなさい。それから徐々に煮て、取り出し、黒い石となったか確かめなさい。そうなっていれば、極めてよく処理したのである。
しかし、偉大な秘義である白いものを得るには、黒さに閉ざされたクフルとなるまで、このように処理しなさい。この黒さが四十日より長く残らぬよう見守りなさい。したがって、それをその配合材料とともに砕きなさい。それらは、前述の銅の花、根が一つであるインドの金、そしてある軟膏の抽出物、すなわちクロクス、すなわち固定され高められた明礬である。ゆえに、その四つを四十日または四十二日間、絶えず煮なさい。
その日数の後、神はこの石の原理、すなわち始まりを示すであろう。それはアティトスの石であり、神の恩恵によってこれを見ることについては、多くの記述がある。強く煮て、残った樹脂で浸しなさい。そして知りなさい。焼滓を浸すたびに、必ず乾かし、再び湿らせ、その色があなたがたの望むものへ変わるまで続けなければならない。さて、神がわれわれを慈しんでくださるなら、始めたことを完成させよう。
また知りなさい。この貴い石の作業の完成は、薬の三分の一の残りでそれを処理し、他の三分の二を取っておき、求める色が現れるまで交互に浸し、煮ることである。火は以前より強くしなさい。質料を蝋状にしなさい。乾くと、それは結びつく。
それゆえ蝋を、金の膠を吸い込むまで煮なさい。乾いたら、作業物の残りを七度浸し、他の三分の二が尽き、真の土がそれらをすべて吸い込むまで続けなさい。最後に、強い火に置き、土が自らの花を取り出して満足のいく状態になるまで続けなさい。理解するなら、あなたがたは幸いである。理解しないなら、作業の完成を繰り返して説明しよう。
清浄な白いものを取りなさい。それは、その内に真の着色剤を持つ、最も偉大な秘義である。それで砂を浸しなさい。その砂は七度浸された石から作られるものであり、全体を飲み込むまで続けなさい。そして、たびたび言われたとおり、容器の口を確実に閉じなさい。神の恩恵により、あなたがたがそこに求めるもの、すなわちテュロスの色の石が、現れるであろう。
さて、これで真実を余すところなく述べた。ゆえに神と、あなたがたの確かな師にかけて願う。この偉大な秘義を明かさず、悪しき者たちに気をつけなさい。
第22発言
テオフィルスは言う。あなたは明晰かつ見事に語り、惜しむ心がないと認められる。
集会の人々は言う。では、あなたの分別によって、教えるパンドルフスが述べたことを説明し、惜しんではならない。
そこで彼は言う。この学を求める皆よ、金の秘義と貨幣の術は、暗い衣である。幾度も読むこと、試すこと、賢者に問うことなしには、哲学者たちが書物で語ったことを、誰も知ることはできない。彼らの隠したものは、言葉で明らかにできる以上に崇高で不明瞭だからである。また、ある者たちは分かりやすく巧みに扱ったが、他の者たちは曖昧に扱った。それゆえ、より明晰な者もいれば、そうでない者もいる。
集会の人々は答える。あなたは真実を語った。
彼は言う。私は後世の人々に告げる。ボリティスと銅の間には親近性がある。賢者たちのボリティスは銅を液化し、銅は流れる水のように変わるからである。
したがって毒を二つの等しい部分に分け、一方によって銅を液化し、他方はそれを砕き、浸すため取っておき、板に引き延ばされるまで続けなさい。先の毒の部分で再び煮なさい。二つを七まで、二つの内で煮なさい。それ自身の水の内で、四十二日間、七まで煮なさい。最後に容器を開けば、銅が水銀へ変わったことが分かる。これを煮ることによって洗い、黒さを取り去り、影のない銅のようになるまで続けなさい。
注 cook two to seven in two 等の数の指示は英訳自体が不明瞭。解読した実験配合のように補訂せず、二・七・四十二の表現を保持した。
最後に、凝結するまで絶えず煮なさい。凝結すれば、極めて偉大な秘義となるからである。このため哲学者たちはこの石をボリティスと呼んだ。ゆえに、その凝固した石を煮て、ムクラに似た質料となるまで続けなさい。それから、取っておくよう指示した恒久の水、すなわち他方の部分で浸し、色が現れるまで幾度も煮なさい。
したがって、これこそ極めて偉大な秘義を取り出す〔または自らの内に含む〕、極めて偉大な腐敗である。
集会の人々は言う。テオフィルスよ、説明に戻りなさい。
彼は言う。知るべきである。磁石と鉄の間にあるのと同じ親近性が、銅と恒久の水の間にも確実に存在する。したがって、私の指示どおりに銅と恒久の水を処理すれば、次の仕方で、極めて偉大な秘義が生じる。白いマグネシアと水銀を取り、雄と混ぜ、水が薄くなるまで、手ではなく煮ることによって、強く砕きなさい。
ただし、この水を二つに分け、一方の水の中で、十一日、別の読みでは四十日煮なさい。塩の花のように輝き閃く白い花が生じるまで続けなさい。しかし容器の口を強く閉じ、四十日間煮なさい。そうすれば、乳より白い水となったことが分かる。煮ることによってすべての黒さを取り去り、その自然全体が分解し、汚れが消え、清浄となり、すっかり砕ける〔またはすっかり清浄となる〕まで、煮続けなさい。
しかし、私が授けた秘義のすべてを成し遂げたいなら、それを水、すなわち取っておくよう勧めた他方の部分で洗い、クロクスが現れるまで続け、それ自身の容器に置きなさい。
というのも、イクシールは自らを砕く〔または包む〕からである。また、残りの水で浸し、煮詰めと水によって砕け、ザクロのシロップのようになるまで続けなさい。したがって浸し、煮て、湿りの重さが失われ、哲学者たちが称揚した色が真に現れるまで続けなさい。
第23発言
ケルスは言う。教えの子らよ、皆、テオフィルスが告げたことを理解しなさい。すなわち、磁石と鉄の間にある複合の結びつきによって、磁石と鉄の間には親近性があり、一方、銅は百日間適切に処理されるということである。錫と水銀の間には親近性がない、という言葉以上に、あなたがたの役に立つ言葉があるだろうか。
集会の人々は答える。あなたの言葉はよくない。真の配剤をおとしめたからである。
彼は言う。私は真実以外は何も語らないと証言する。なぜ私に怒るのか。集会の皆よ、主を畏れなさい。あなたがたの師があなたがたを信じるために。
集会の人々は答える。望むことを言いなさい。
彼は言う。雄の能力、すなわち力がその内にある水銀を取るよう、私は指示する。それ自身の物体とともに煮て、流れる水となるまで続けなさい。雄性のものを蒸気とともに煮て、各々が凝固し、石となるまで続けなさい。次に、二つの部分に分けておいた水を取りなさい。一方は物体を液化させ、煮るためのものだが、第二は、すでに焼かれたものとその伴侶、すなわち一つとされた〔二つ〕を清めるためのものである。
石を七度浸して清め、分解し、その物体があらゆる汚れから浄化され、土となるまで続けなさい。また、四十二日間で全体が土へ変わることを知りなさい。ゆえに、煮ることによって液化し、真の水、すなわち水銀のようになるまで続けなさい。それから硝石の水で洗い、溶けた貨幣のようにしなさい。次に、凝結して錫のようになるまで煮なさい。そのとき、それは最も偉大な秘義、すなわち二つのものからできた石となる。
これを煮て砕くことによって処理し、最も優れたクロクスとなるまで続けなさい。また、われわれが、その伴侶とともに乾かした水に、クロクスという名を与えたことを知りなさい。したがって煮て、取っておいた残りの水で浸し、目的に達するまで続けなさい。
第24発言
ボカスクスは言う。ベルスよ、あなたはよく語った。それゆえ私はあなたの歩みに従う。
彼は答える。お望みのように。ただし惜しむ者となってはならない。それは賢者のすることではないからである。
ボカスクスは言う。あなたは真実を語る。したがって私は、教えの子らにこう指示する。鉛を取り、哲学者たちが定めたとおり、浸し、液化し、その後凝結させ、石が生じるまで続けなさい。次に、金の膠とザクロのシロップで石を処理し、砕けるまで続けなさい。
しかし、あなたがたはすでに水を二つに分け、その一方によって鉛を液化させ、水のようにした。したがって、それを乾いて土となるまで煮なさい。次に、たびたび命じられたとおり、取っておいた水とともに砕き、赤い色を得るまで続けなさい。
集会の人々は答える。あなたは曖昧な言葉を積み重ねただけである。したがって主題に戻りなさい。
彼は言う。水銀を凝固させたい者は、それと等しいものを混ぜねばならない。その後、両者が恒久の水となるまで丹念に煮て、さらにその水を凝固するまで煮なさい。しかし、それ自身と等しい蒸気とともに乾かしなさい。水銀全体がそれ自身によって凝固することを、あなたがたは見いだしたからである。理解して必要なものを容器に入れたなら、凝固するまで煮て、その後、金の色に似たクロクスとなるまで砕きなさい。
第25発言
メナブドゥスは言う。あなたは真実を語り、自らの言葉を明らかにした。その処理法のために、神があなたに報いてくださいますように。
人々は言う。あなたが彼の言葉を称賛するのだから、彼に劣ってはならない、と言われるのである。
彼は言う。彼の述べたこと以外に語れないことを、私は知っている。しかし後世の人々に、物体を物体でないものとし、それら非物体的なものを物体とするよう勧める。この処理によって複合物が調製され、その自然の隠れた部分が取り出されるからである。
そこで、これらの物体に、水銀とマグネシアの物体を、また女を男と結びつけなさい。それによって、物体がそれで着色される、われわれの秘密のエテリアが取り出される。確かに、私がこの処理を理解するかぎり、物体は物体でないものとなり、非物体的なものは物体となる。火の中でこれらのものを丹念に砕き、エテリアを熟成させる〔またはエテリアと結びつける〕なら、それらは清浄で固定されたものとなる。
そして知りなさい。水銀は、一つの処理によって物体を焼き、死なせ、砕く火である。それが物体と混ぜられ、砕かれれば砕かれるほど、物体はいっそう分解し、一方、水銀は希薄となり、生きたものとなる。火のような水銀を丹念に砕き、必要なとおりに煮れば、あなたがたはエテル、すなわち固定した自然と色を得るからである。それはあらゆる着色に服し、また火に打ち勝ち、砕き、拘束する。
それゆえ、それ自身が着色されなければ物を着色せず、着色されると着色する。そして知りなさい。いかなる物体も、その隠された腹から霊が取り出されないかぎり、自らを染めることはできない。そのときそれは霊のない身体と魂となるが、霊は、そこから色々の色が現れた霊的な着色剤である。濃密なものは微細なものを染めず、微細な自然が、物体に入るものを着色するからである。
注 身体・魂・霊の関係と代名詞の係り先は難解である。本文にある区別を残し、近代的な物質論として整理しない。
しかし銅の物体を処理し、そこから極めて微細な〔対象〕を取り出したなら、後者は、それによって銅が染められる着色剤に変わる。それゆえ賢者は、銅はまず自らが染められなければ染めることができない、と言ったのである。
また知りなさい。処理するよう指示されたあの四つの物体は、この銅である。そして私が示した着色剤は、濃縮したものと湿ったものとである。濃縮したものは結合した蒸気であり、湿ったものは硫黄の水である。硫黄は硫黄によって包まれるからであり、まさしくこれらによって自然は自然の内で喜び、打ち勝ち、拘束するのである。
第26発言
ゼノンは言う。賢者たちの集いよ、あなたがたは二つの物体を結び合わせたと私には見える。しかし、それは師が決して命じなかったことである。
集会の人々は答える。ゼノンよ、この件について、あなた自身の考えに従って教えてほしい。惜しむ心には気をつけなさい。すると彼は言う。そこからあなたがたに現れる色は、次のとおりであると知りなさい。教えの子らよ、配合物を四十日間腐敗させ、それから容器の内で五度昇華させるべきであると知りなさい。
次に糞の火に接し、煮なさい。すると次の色が現れる。第一日には黒みのある黄色、第二日には黒みのある赤、第三日には乾いたクロクスのような色、最後には紫色が現れる。発酵種と通常の貨幣を加えなさい。そのとき湿ったものと乾いたものからイクシールが構成され、変わらぬ着色によって染める。また、それは金を含む物体と呼ばれることを知りなさい。
しかしイクシールを調製するとき、急いで取り出さぬよう気をつけなさい。それには時間がかかるからである。したがって、イクシールとして取り出しなさい。この毒は、いわば誕生であり生命である。多くのものから取り出され、貨幣に加えられる魂だからである。それゆえその着色は、結びついたものにとって生命であり、それらから悪を取り去るが、取り出されるもとの物体にとっては死である。
このため師たちは、それらの間には雄と雌の間と同じ欲望が存在すると言った。そして、この術に導き入れられた誰かがこれらの自然を知るなら、神の意志に従って目的を得るまで、煮ることの退屈さに耐えるであろう。
第27発言
グレゴリウスは言う。集会の皆よ、注意すべきである。惜しむ者たちは、この尊い石をエフルキディヌスと呼び、大理石のような輝きで閃くまで処理するよう命じた。
人々は言う。では、それが何であるかを後世の人々に示しなさい。
すると彼は言う。喜んでそうしよう。知るべきである。銅は酢と混ぜられ、水となるまで処理される。最後に凝結させなさい。すると大理石のような輝きを持つ、閃く石として残る。このようになったのを見たら、赤くなるまで処理するよう指示する。煮られて分解し、土となると、赤い色へ変わるからである。そのようになったのを見たら、前述の色を帯びるまで幾度も煮て浸しなさい。そうすれば隠された金となる。
それからこの工程を繰り返せば、テュロスの色の金となる。それゆえ、この術を調べる皆よ、この石が閃くのを見たら、ある程度の赤みを得るまで砕いて土に変えるべきである。次に、惜しむ者たちが二つに分けるよう命じた水の残りを取り、どの物体にも隠されていない色が現れるまで、幾度も吸い込ませなさい。
また知りなさい。無知なまま処理すれば、それらの色は何も見えない。私は、この作業を始め、真実の自然に働きかけたある者を知っていた。その者は、赤さが現れるのが少し遅いと、自分が誤ったと思い、作業を放棄した。したがって、どのように結合させるかに注意しなさい。プニカの染料は、その配偶者を抱くと、速やかにその身体へ入り、液化させ、凝結させ、砕き、分解するからである。
ついに赤さは遅れることなく到来する。しかし、重さを守らずにこれを行えば死が起こり、そのため悪いものだと思われるであろう。それゆえ私は、液化の際には火を穏やかにし、土へ変わったなら強め、神がわれわれのために色を取り出し、それらが現れるまで浸すよう命じる。
第28発言
クストスは言う。集会の皆よ、私はこの水の極めて大きな力と自然に驚いている。それが前述の物体へ入ると、まず土に、次に粉末に変えるからである。その完成度を確かめるには、手に取りなさい。水のように触れても粒を感じないと分かれば、最も優れている。そうでなければ、必要な状態になるまで煮ることを繰り返しなさい。そして知りなさい。われわれの銅以外の物質を使い、われわれの水で処理しても、何の益もない。
反対に、われわれの銅をわれわれの水で処理すれば、われわれが約束したすべてを見いだすであろう。
しかし集会の人々は答える。父よ、惜しむ者たちは、鉛と白い水銀を取り、貨幣のような石となるまで露と太陽で処理せよと命じたとき、少なからぬ曖昧さを生みました。
すると彼は言う。彼らは、このように穏やかな火で煮るよう指示し、あの貨幣のような石が生じるはずだと断言したとき、われわれの銅とわれわれの恒久の水を意味していた。賢者たちはそれについて、自然は自然の内で喜ぶ、とも述べた。この二つの物体、すなわち銅と恒久の水の間に存在すると彼らが知っている、親近性のためである。
したがって、この二つの自然は一つである。両者の間には混合の親近性があり、それなしには、かくも速やかに結びつき、一つとなるよう保たれることはないからである。
集会の人々は言う。では、惜しむ者たちはなぜ、われわれが今作り、金となるまで焼いた銅を取るよう指示するのか。
第29発言
ディアメデスは言う。モーセ〔クストス〕よ、あなたはすでに、その立場にふさわしく、惜しまず語った。私もあなたの言葉を確かめよう。賢者たちが取り除こうと望む元素の硬さについては、ここでは措く。その処置は彼らの目に最も貴いものだからである。この教えを求める者たちよ、知りなさい。人は人からしか生じず、理性なき動物からも、それ自身に似たものだけが生まれる。飛ぶ生き物も同様である。
注 話者名は英文の Diamedes / Diomedes、Moses [Custos] の揺れを反映する。別名を推測で統一しない。
私はこれらの事柄を簡潔に扱い、自ら冗長さを避けるあなたがたを、真実へ向けて引き上げた。自然は真に、自らの自然を伴うのでなければ、自然によって改善されないからである。あなた自身が、あなたの子において、すなわち人が人においてでなければ改善されないように。それゆえ自然についての教訓をなおざりにせず、尊い自然を用いなさい。術はそこから生じ、他のいかなるものからも生じないからである。
また知りなさい。この自然を捉えて処理しなければ、何も得られない。それゆえ、赤い奴隷の息子である雄を、その香り高い妻と婚姻によって結びつけなさい。そうすれば両者の間に術が生まれる。これらに、粉末であれ他の何であれ、異質なものを加えてはならない。その受胎だけでわれわれには十分である。それは近くにあり、しかも息子はさらに近くにあるからである。その赤い奴隷の自然は、何と貴いことか。それなしには処理は成り立たない。
バクセンは言う。ディオメデスよ、あなたはこの配剤を公然と明かした。
彼は答える。私はさらに光を当てよう。神を畏れぬあなたがたに災いあれ。神はあなたがたからこの術を取り去るかもしれない。なぜあなたがたは、兄弟たちに対して惜しむのか。
人々は答える。われわれは愚者以外から逃げない。したがって、あなたの望みを告げてほしい。
彼は言う。結合の後、黄色の者を妻とともに浴に入れなさい。知覚と運動を奪わぬよう、浴を過度に熱してはならない。その身体と色がある一体性を得るまで浴の中にとどめ、それからその汗を戻しなさい。再び死なせ、それから休ませなさい。そして、強すぎる火で焼いて蒸発させぬよう注意しなさい。
王とその妻を敬い、焼き損なってはならない。王と妻を改善するこれらのものが、いつ必要になるか、あなたがたには分からないからである。したがって、黒くなり、次に白く、その後赤くなり、最後に染める毒が生じるまで煮なさい。
この学を求める者たちよ、理解するなら、あなたがたは幸いである。理解しなくても、私は自分の務めを、しかも簡潔に果たした。ゆえに、なお無知であるなら、あなたがたから真実を隠したのは神である。したがって賢者たちではなく、自分自身を責めなさい。神があなたがたに忠実な心があると知ったなら、確かに真実を明かしたはずだからである。見よ、私はあなたがたを真実の内に据え、誤りから救い出した。
第30発言
バクセンは言う。ディオメデスよ、あなたはよく語った。しかしコルスフレの処理を後世に示したとは、私には思えない。この同じコルスフレについて、惜しむ者たちは多くの仕方で語り、あらゆる種類の名によって混乱させてきた。
すると彼は言う。ではバクセンよ、これらの事柄について、あなた自身の考えに従って教えてほしい。あなたの父にかけて誓うが、これこそ作業の首位である。その真の始まりは、完成の後に来るからである。
バクセンは言う。それゆえ私は、この術を将来求める者たちに知らせる。コルスフレは複合物であり、七度焼かねばならない。完成に達すると、物体全体を染めるからである。
集会の人々は答える。バクセンよ、あなたは真実を語った。
第31発言
ピュタゴラスは言う。バクセンの話をどう思うか。彼はその物質を、術上の名で呼ぶことを省いた。
人々は言う。では、ピュタゴラスよ、その名を挙げてください。
彼は言う。その配合物がコルスフレであるため、彼らはそれに、世界のあらゆる物体の名を当てた。たとえば貨幣、銅、錫、金、鉄の名、また鉛の名も、その色を奪われてイクシールとなるまで当てたのである。
集会の人々は答える。ピュタゴラスよ、あなたはよく語った。
彼は言う。あなたがたもよく語った。ほかの者たちの中から、残った事柄について論じる者があってよい。
第32発言
ボネルスは言う。ピュタゴラスよ、あなたによれば、万物は神の意志によって死に、生きる。湿りを取り去られ、幾夜も置かれた自然は、確かに死んだもののように見えるからである。それから向きを変えられ、人が墓の中に置かれるように、〔再び〕幾夜か置かれると、粉末となる。
これらが済むと、神はその魂と霊の両方を戻す。そして弱さが取り去られ、その質料は強くされ、腐敗の後に改善される。ちょうど、人が復活の後、この世にいたときより強く、若くなるように。
それゆえ教えの子らよ、その質料が焼滓となるまで、大胆に火で焼き尽くすべきである。そのとき、極めてよく混ぜたことを知りなさい。その焼滓は霊を受け取り、以前より美しい色を帯びるまで、液で浸されるからである。
したがって教えの子らよ、考えなさい。画家たちは、自らの顔料を粉末に変えるまでは、それで描けない。同様に哲学者たちも、あるものは焼滓となるまで煮て、他のものは手ですりつぶして、同じく粉末に変えるまでは、病む奴隷たちの薬を配合できない。古人たちの像を作る者たちについても、事情は同じである。
しかし、すでに述べられたことを理解するなら、私が真実を語ることが分かるであろう。それゆえ私は、物体を焼き尽くして焼滓に変えるよう命じた。精妙に処理すれば、世界の最小のものから多くが生じるように、そこから多くのものが生じるからである。
それは、銅も人と同じく身体と魂を持つからである。人の吸う息は空気から来て、空気は神に次いで人の生命である。同様に銅も液によって息を与えられ、そこから力を受け取り、他のものと同じく増殖し、増大する。それゆえ哲学者たちは、銅は火で焼き尽くされ、それが幾度も繰り返されると、以前より良くなると付け加える。
集会の人々は答える。ではボネルスよ、どのようにして以前より良くなるのか、後の世代に示してほしい。
彼は言う。喜んでそうしよう。それは増大し、増殖するからであり、また神が一つのものから多くのものを取り出すからである。神は、それ自身の処理法と、それによって癒されねばならない性質とを欠くものを、何一つ創らなかった。同様に、われわれの銅は、初めて煮ると水となる。それから、煮れば煮るほど厚くなり、ついには惜しむ者たちが呼んだとおり、石となる。しかし実際には、金属になろうとする卵なのである。
その後、それは砕かれ、浸される。そのとき、以前より強い火で焼いて、色を帯び、燃焼の際に血のようになるまで続けねばならない。その段階で貨幣に加えられると、神の御心に従って、それを金へ変える。
精液は、肝臓の内で濃い赤色を得るまで丹念に煮られなければ、血から生じないことが分からないか。その後、その精液には変化が起こらない。われわれの作業も同じである。粉末となるまで丹念に煮られ、その後、霊的な精液となるまで腐敗させられなければ、あなたがたが望む色は決してそこから生じないからである。
しかし、この処理の終わりに到達して目的を得たなら、あなたがたは同時代の人々の間で君主となるであろう。
第33発言
ニカルスは言う。今、あなたがたはこの秘義を公にした。
集会の人々は答える。師がそのように命じたのである。
彼は言う。それでも、全部ではない。
しかし人々は言う。師は、そこから闇を取り除くよう命じた。したがって、あなたが教えてほしい。
彼は言う。私は後世の人々に、増殖させ、新しくしたい金を取り、それから水を二つの部分に分けるよう勧める。
人々は言う。では、水を分けるときについて、はっきり説明してほしい。
彼は言う。一方の部分で、われわれの銅を焼き尽くすべきである。その水に溶かされた銅は、正しく処理されれば、金の発酵種と呼ばれるからである。それらは同じように煮られ、水のように液化する。最後には、煮ることによって凝結し、崩れ、赤いものが現れる。
しかしその後、残りの水で七度浸し、すべての水を吸収し、あらゆる湿りが乾いて、乾いた土に変わるまで続けるべきである。それから火を燃やし、そこへ四十日間置いて、全体が腐敗し、その色が現れるまで続けなさい。
第34発言
バクセンは言う。あなたの言葉のために、哲学者たちは「注意せよ」と言った。銅の赤さに似た、王なるコルスフレを取り、仔牛の尿の中で、コルスフレの自然が変わるまで砕きなさい。真の自然は、コルスフレの腹の中に隠されているからである。
集会の人々は言う。その自然が何であるか、後世の人々に説明してほしい。
彼は言う。恒久の水から得る、染める霊である。それは貨幣のようであり、閃く。
人々は言う。では、どのように取り出されるかを示してほしい。
彼は言う。それを砕き、水を七度注いで、すべての液を吸い込み、火の敵意に匹敵する力を受け取るまで続ける。そのとき、それは錆と呼ばれる。これを丹念に腐敗させ、焼けた血のような色の霊的な粉末となるまで続けなさい。打ち勝つ火がそれを、自然の受け入れる腹へ導き入れ、消えない色で染めたのである。したがって、王たちはこれを求めたが、神が授けた者以外には見いだせなかった。
しかし集会の人々は言う。バクセンよ、話を終えなさい。
彼は言う。私は、銅を白い水で白くするよう指示する。その水でまた赤くもする。異質なものを何一つ入れぬよう気をつけなさい。
集会の人々は言う。バクセンよ、あなたはよく語った。ニクティメルスもまた、よく語った。
すると彼は言う。私がよく語ったなら、あなたがたの一人が続けなさい。
第35発言
しかしジモンは言う。あなたは、ほかの者が言うべきことを何か残しただろうか。
集会の人々は言う。ニカルスとバクセンの言葉は、この術を求める者たちにあまり役立たない。したがって、われわれが言ったように、あなたの知っていることを語ってほしい。
彼は言う。この術を求める皆よ、あなたがたは真実を語る。あなたがたを誤りへ導いたのは、惜しむ者たちの言葉にほかならない。あなたがたの求めるものは、できるかぎり安い値で売られているからである。人々がこれを知り、手に持つものがいかに偉大か知っていれば、決して売らないであろう。
それゆえ哲学者たちはその毒を讃え、さまざまに、多くの仕方で扱い、あらゆる種類の名を取り、それに当てた。それゆえ、ある惜しむ者たちは「これは石であり、石ではなく、アスコティアの樹脂である」と言い、そのため哲学者たちはその力を隠した。あなたがたが、それで染めるために求めるこの霊は、物体の内に隠され、人の身体の内の魂のように、目から隠されているからである。
しかし術を求める者たちよ、この物体を分解し、慎重かつ丹念に浸し、砕いて、その粗厚さ〔または脂〕から取り出し、微細で手に感じられない霊へ変えなければ、労苦は無駄となる。それゆえ哲学者たちは言った。物体を物体でないものへ、非物体的なものを物体へ変えなければ、まだ操作の規則を発見していない、と。
しかし集会の人々は言う。それなら、物体がどのように物体でないものへ変えられるか、後世の人々に告げてほしい。
彼は言う。それらは火とエテリアによって、粉末となるまで砕かれる。そして知りなさい。これは、非常に強い煮詰めと絶えざる粉砕によるのでなければ起こらない。それは手ではなく、適度な火によって、浸すことと腐敗によって、太陽とエテリアにさらすことによって行われる。惜しむ者たちは、このものはその自然においてありふれ、安く売られていると述べたとき、この術において俗人を誤らせた。
彼らはさらに、その自然はあらゆる自然より貴いと言った。それゆえ、自分たちの書物に頼った者たちを欺いた。しかし同時に、彼らは真実を語っていた。したがって、これらのことを疑ってはならない。
しかし集会の人々は答える。あなたは惜しむ者たちの言葉を信じているのだから、後世の人々に二つの自然の配剤を説明してほしい。
彼は言う。術には二つの自然が必要であると、私はあなたがたに証言する。貴いものはありふれたものなしには生じず、ありふれたものも貴いものなしには生じないからである。したがって、この術を探究する皆よ、ヴィクティメルスが弟子たちに「水と蒸気を昇華させること以外、何も役に立たない」と言った、その言葉に従うべきである。
集会の人々は言う。作業全体は蒸気と水の昇華の内にある。したがって、蒸気の処理を彼らに示してほしい。
彼は言う。火の熱によって諸々の自然が水となり、浄化され、マグネシアの物体全体が水のように液化したことを認めたなら、そのときすべては蒸気となっている。それは正しい。蒸気はそのとき、自らと等しいものを含むからである。それゆえ惜しむ者たちは、いずれをも蒸気と呼ぶ。両者は煮詰めの内で結びつき、一方が他方を包むからである。このように、われわれの牡鹿は、逃走が本性であっても、逃げ道を見いださない。
一方が他方を引き止めるため、逃げる機会がなく、脱出する場所も見つからない。こうしてすべてが恒久的となる。一方が落ち、物体の内に隠れると、物体とともに凝結し、その色が変わり、神が選ばれたものに注いだ性質から自らの自然を取り出し、それを変質させて、逃れないようにするからである。
しかし黒さと赤さが現れ、それは病にかかり、錆と腐敗によって死ぬ。したがって厳密に言えば、それは隷属から逃れたいと願っても、逃走を持たない。やがて自由になると、自らと配偶者によい色が生じるよう、配偶者に従う。その美しさは以前のままではないが、貨幣とともに置かれると、それを金にする。それゆえ哲学者たちは、霊と魂を蒸気と呼んだのである。
また彼らはそれを、洗浄を要する黒い湿りと呼んだ。そして人の内に湿りと乾きの両方があるように、惜しむ者たちが隠したわれわれの作業は、蒸気と水にほかならない。
集会の人々は答える。蒸気と水を説明してほしい。
彼は言う。作業は二つから成ると、私は言う。惜しむ者たちは、それを二つから構成されたものと呼んだ。この二つが四つとなり、その内に乾きと湿り、霊と蒸気があるからである。
集会の人々は答える。あなたは見事に、惜しまず語った。次にジモンが続けなさい。
注 冒頭の話者も Zimon だが、末尾でも次の発言者として Zimon を指名する。伝承本文の不整合として保持した。
第36発言
哲学者アフロントゥスは言う。この術を探究する皆よ、あなたがたすべてに告げる。始めに、手で砕くことなしに、煮ることによって物質を昇華させ、全体が水となるまで続けなければ、まだ作業を見いだしていない。また知りなさい。銅は以前、砂と呼ばれ、他の者たちには石と呼ばれた。実際、その名は各々の処理において変わる。
さらに知りなさい。自然と湿りをよく調合し、諸々の自然を熟知していれば、それらは水となり、その後、石となる。軽く霊的な部分は上に昇り、厚く重いものは容器の底に残るからである。さて、これが哲学者たちの粉砕である。すなわち、昇華しないものは沈み、霊的な粉末となったものは容器の上に昇る。これは煮詰めによる粉砕であり、手によるものではない。
また知りなさい。すべてを粉末に変えていなければ、まだ完全には砕いていない。したがって順次煮て、変化して粉末となるまで続けなさい。それゆえアガダイモンは言う。銅を穏やかで手に粒を感じない物体となるまで煮て、それ自身の容器に入れ、それから六度または七度、水が降りるまで昇華させよ。そして、水が粉末となったとき、それは丹念にすりつぶされたのであると知りなさい。
しかし、水はいかに粉末にされるのかと問うなら、哲学者たちの意図は、水に入る前には水でなかった物体が、水となることにあると注意しなさい。その水はもう一つの水と混ぜられ、一つの水となる。したがって、述べたものを水へ変えなければ、作業に到達しないと言わねばならない。
注 1896年版にも the body before which before it falls … という重複した構文がある。英語欄は保持し、訳では「水に入る前には水でなかった物体」を主旨として読んだ。
それゆえ、水が水へ加えられて全体が水となるまで、物体は火の炎にすっかり捉えられ、分解して水とともに弱くならねばならない。しかし愚者たちは水と聞くと、雲の水だと思う。われわれの書物を読んでいたなら、恒久の水であると知るであろう。それは、一つとなる相手の伴侶なしには、恒久的となれない水である。
だが、これこそ哲学者たちが、金の水、火性のもの、善き毒、また、多くの名を持つ砂と呼んだ水である。ヘルメスは、物体の溶解の際に導入した太陽の黒さを取り去るため、この砂を頻繁に洗うよう命じた。そしてこの術を求める皆よ、知りなさい。この純粋な物体、すなわち霊を伴わないわれわれの銅を取らなければ、望むものは決して見られない。そこには異質なものは何も入らず、純粋でないものも何一つ入らないからである。
したがってこの術を求める皆よ、多くの曖昧な名を捨てなさい。自然は一つの水だからである。誤る者は破滅に近づき、生命を失う。それゆえ、この一つの自然を保ち、異質なものを捨てなさい。
第37発言
ボネルスは言う。マグネシアについて少し話そう。
集会の人々は答える。話しなさい。
彼は言う。教えの子らよ、皆、マグネシアを混ぜるときは、それ自身の容器に入れ、口を注意深く閉じ、液化して、内にあるすべてが水となるまで、穏やかな火で煮なさい。水の熱がそれに作用すると、神の意志によって水となるからである。その水が黒くなりかけたのを見たら、物体がすでに液化していると分かる。再び容器に入れ、酢と蜂蜜の湿りを飲み尽くすまで、四十日間煮なさい。
しかしある者たちは、たとえば週に一度、あるいは十夜ごとに一度、覆いを開く。いずれの場合にも、四十日の終わりに純粋な水の究極の完成が現れる。そのとき、煮詰めた液を完全に吸収するからである。それゆえこれを洗い、黒さを取り去り、黒さが除かれて石が触ると乾いている状態になるまで続けなさい。それゆえ惜しむ者たちは言った。マグネシアを柔らかな水で洗い、土となって液が失われるまで丹念に煮よ、と。
そのとき、それは銅と呼ばれる。その後、非常に鋭い酢を注ぎ、そこへ浸しておきなさい。しかしこれは、哲学者たちが恒久の水で洗うよう定めた、われわれの銅である。それゆえ彼らは、毒を二つに分け、一方で物体を焼き尽くし、他方で腐敗させよ、と言った。
そしてこの学を求める皆よ、作業と処理の全体は水によるのでなければ起こらないことを知りなさい。それゆえ彼らは、求めるものは一つであり、それを改善するものがそのものの内に存在しなければ、探していることは決して起こらないと言う。したがって、それによって目的を得られるよう、必要なものを加えるべきである。
集会の人々は答える。ボネルスよ、あなたは見事に語った。したがって、よければ話していることを終えるか、さもなければもう一度繰り返してほしい。
彼は言う。本当に、これや同様のことを繰り返すべきだろうか。この術を探究する皆よ、われわれの銅を取り、水の第一の部分とともに容器へ入れ、四十日間煮て、すべての不浄から清め、さらに定められた日数が満ち、湿りのない石となるまで煮なさい。それから滓以外に何も残らなくなるまで煮なさい。それが済んだら七度清め、水で洗い、水が尽きたら、それ自身の容器の内で、目的にとって望ましいと思えるだけの間、腐敗するに任せなさい。
しかし惜しむ者たちは、この配合物が黒さへ変わったとき、それを十分に黒いものと呼び、酢と硝石で処理せよと言った。だが白くされたときに残ったものを、十分に白いものと呼び、恒久の水で処理するよう定めた。また、同じものを十分に赤いものと呼んだときには、赤くなるまで水と火で処理するよう定めた。
集会の人々は答える。彼らがこれらによって何を意図したのか、後世の人々に示してほしい。
彼は言う。彼らは、色が変化するため、これをイクシール・サティスと呼んだ。しかし作業の内には、物質の多様さ、多数性、対立はない。必要なのは、黒い銅を白くし、その後赤くすることだけである。だが真実を語る哲学者たちは、イクシールを液化し、砕き、石が大理石のような輝きを持つまで煮ること以外、何も意図しなかった。
そこで惜しむ者たちは再び言った。蒸気とともに煮て、石がその輝きゆえに閃くまで続けよ。しかしそのような姿を見たなら、それはまさしく最も偉大な秘義である。それでも、その後、恒久の水で七度砕いて洗わねばならない。最後に、それ自身の水の内で再び砕いて凝結させ、それ自身の隠れた自然を取り出すまで続けなさい。
それゆえマリアは言う。硫黄は硫黄の内に、液は同じような液の内に含まれ、硫黄と混ざった硫黄から偉大な作業が生じる。しかし私は、目的が現れるまで、露と太陽によってこれを処理するよう定める。というのも、白くすることと赤くすることには二種類あり、一方は錆に、他方は粉砕と煮詰めに存すると、あなたがたに示すからである。だが手による粉砕は一切必要ない。
ただし、水から分離することには注意しなさい。毒があなたがたに及び、物体が容器にある他のものとともに滅びることのないように。
第38発言
エフィストゥスは言う。ボネルスよ、あなたは実に見事に語った。私はあなたのすべての言葉に証しする。
集会の人々は言う。この配剤を授けられた者たちが、さらに大胆で確信ある者となれるよう、ボネルスの話にどのような助けがあるか教えてほしい。
エフィストゥスは言う。この術を探究する皆よ、哲学者たちの首長ヘルメスが、諸々の自然を混ぜようとしたとき、どのように語り、示したかを考えなさい。彼はわれわれに告げる。金の石を取り、恒久の水である液と結びつけ、それ自身の容器に入れ、液化が起こるまで穏やかな火にかけよ。それから水が乾き、砂と水が互いに結びつくまで置け。次に以前より火を強くし、再び乾いて土となるまで続けよ、と。
これが済んだら、ここに秘義の始まりがあると理解しなさい。しかしこれを何度も行い、水の三分の二が失われ、色が現れるまで続けなさい。
集会の人々は答える。エフィストゥスよ、あなたは見事に語った。だが、さらに手短に教えてほしい。
彼は言う。私は後世の人々に証言する。白化は煮詰めによるのでなければ起こらない。それゆえアガダイモンは、エテリアを煮ること、砕くこと、浸すことについて、極めて適切に扱った。しかし私は、イクシールが水没しないよう、一度にすべての水を注がず、少しずつ注いで、砕き、乾かし、水が尽きるまでこれを数度行うよう指示する。
さて、これについて惜しむ者たちは言った。水をすべて注いだらそのまま置け。そうすれば底へ沈む、と。しかし彼らの意図はこうである。液が乾いている間、そして粉末に変わったら、ガラス容器に四十日間置き、哲学者たちが説明したさまざまな色を経るまで待て、ということである。この煮る方法によって、物体は自らの霊と霊的な着色剤をまとい、暖かくなる。
集会の人々は答える。エフィストゥスよ、あなたはわれわれに光を与え、見事に行った。まことに、あなたに惜しむ心はないと認められる。それゆえ、ほかの誰かが望むとおりに語りなさい。
第39発言
バクセンは言う。この術を求める皆よ、忍耐強く、骨を惜しまず、細心な魂、たゆまぬ勇気、連続した処理なしには、有用な結果へ到達できない。したがって、この配剤を辛抱強く続ける意志があり、結果を享受したい者は、これを始めてよい。しかし、あまりに速く学ぼうとする者は、われわれの書物に頼ってはならない。高い意味で一度、二度、三度と読めるようになるまで、それらは大いなる労苦を課すからである。
それゆえ師は言う。われわれの書物を学ぶために身をかがめ、余暇を捧げる者は誰であれ、空しい思いにふけるのではなく、神を畏れ、死ぬまで必ず王国に君臨するであろう。あなたがたの求めるものは、安い価値のものではないからである。
神の、極めて偉大で報いる宝を求めるあなたがたに、災いあれ。この世の人々は、世界のごく小さな目的のためにも、死に身を委ねることを知らないのか。ならば、この最も優れ、ほとんど不可能な捧げ物のためには、何をなすべきであろうか。さて、この処理は、神の霊感によるのでなければ、理性で把握できるものを超えている。
かつて私は、私自身と同じほど元素に通じた人に会った。しかしその人がこの配剤の処理に進んだとき、悲しみと処理の無知、そして目的への過剰な熱心さ、欲望、性急さのため、その喜びに達しなかった。教えの子らよ、災いあれ。木を植える者は、しかるべき季節以外に果実を求めず、種を蒔く者も、収穫の時以外に刈り取ることを期待しない。
では、一冊の書物を読んだだけ、あるいは最初の処理を試みただけで、どうしてこの捧げ物に達したいと願うべきだろうか。哲学者たちは、真実は誤りの後でなければ見分けられないとはっきり述べた。そしてこの術における誤りほど、心に大きな苦痛を生むものはない。各人はほとんど世界全体を手にしたと想像するのに、手の内には何も見いださないのである。
あなたがたに災いあれ。哲学者の言葉を理解しなさい。彼が「砕け、煮よ、繰り返せ、倦むな」と言ったとき、どのように作業を分けたかを理解しなさい。しかしそのように作業を分けたとき、彼は混合、煮ること、同化、焙焼、加熱、白化、粉砕、エテリアを煮ること、錆すなわち赤さを作ること、染めることを意味していた。したがってここには多くの名があるが、処理は一つなのである。
もし人々が、一度煮詰め、一度砕くだけで十分だと知っていたなら、実際にしたように、かくもたびたび言葉を繰り返すことはなかったであろう。そして、混合された物体を丹念に砕き、煮るために、それに倦んではならないと戒めたのである。彼らが言葉によって事柄をあなたがたに暗くした以上、私にはこのように語ることで十分である。毒を正しく調合し、それから幾度も煮て、煮詰めることに倦まぬようにしなければならない。
それを浸し、煮て、私が処理するよう定めた状態、すなわち手に感じられない霊となり、イクシールが王国の衣をまとっていると認めるまで続けなさい。イクシールがテュロスの色に変わったのを見たとき、あなたがた以前の哲学者たちが発見したものを、あなたがたも見いだしたのである。私の言葉を理解するなら、ここに生じるどの曖昧さも、直ちに説明されるであろう。私の言葉は死んでいても、自らを理解する者にとっては、その内に生命がある。
したがって繰り返し読みなさい。読むものは死んだ言葉だが、唇から発せられるものは生きた言葉だからである。それゆえ、われわれは頻繁に読むよう命じ、さらに、語ってきた事柄を丹念に考察するよう命じたのである。
第40発言
ヤルグスは言う。バクセンよ、あなたの話には、曖昧なまま残された部分がある。
彼は言う。ではヤルグスよ、あなたの寛大さによって、それを明らかにしてほしい。
彼は答える。あなたが前に語った銅は、銅ではなく、通常の錫でもない。それはわれわれの真の作業物〔または物体〕であり、マグネシアの物体と結び合わせ、石が作られるまで倦むことなく煮て砕かねばならない。その後、その石を、それ自身の容器の内で硝石の水とともに砕き、続いて、それが壊れるまで液化の状態に置かねばならない。
しかし、この術を探究する皆よ、必要なのは、煮れば煮るほど、それだけ多く振りかける水である。われわれの作業の基礎である錆を、その銅がまとうまで続けなさい。したがって、エジプトの酢で煮て、砕きなさい。
第41発言
ジモンは言う。ヤルゴスよ、あなたが語ったことはすべて真実だ。しかし集会全体がロトゥンドゥムについて語ったとは、私には思えない。
すると彼は言う。ではジモンよ、それについてあなたの考えを述べなさい。
ジモンは言う。私は後世の人々に知らせる。ロトゥンドゥムは四元素へ変わり、一つのものから生じる。
集会の人々は答える。あなたが話しているのだから、後の世代のために処理の方法を説明してほしい。
彼は言う。喜んでそうしよう。われわれの銅を一部、恒久の水を三部取る必要がある。それから混ぜて煮て、厚くなり、一つの石となるまで続けなさい。それについて惜しむ者たちは言った。純粋な物体を一部、マグネシアの銅を三部取り、土の雄を混ぜた精製酢と混ぜ合わせよ。容器を閉じ、その内にあるものを観察し、土となるまで絶えず煮よ、と。
第42発言
アスカニウスは言う。教えの子らよ、皆、語りすぎることは、この主題をさらに誤りへ導く。しかし哲学者たちの書物に、自然はただ一つであり、万物に打ち勝つと読むとき、それらは一つのもの、一つの複合物であると知りなさい。
人の構成が魂と身体から形作られることが分からないか。同じように、あなたがたもこれらを結び合わせねばならない。哲学者たちが質料を調製し、互いを愛する配偶者たちを結び合わせたとき、見よ、そこから黄金の水が昇ったからである。
集会の人々は答える。第一の作業を扱っていたのに、何と、第二へ移ってしまった。あなたは書物を何と曖昧にし、言葉を何と不明瞭にしたことか。
すると彼は言う。第一の作業の配剤を述べよう。
集会の人々は答える。そうしなさい。
彼は言う。銅と水銀の間に戦争を起こし、両者が破壊され、腐敗するまで続けなさい。銅が水銀を宿すと、水銀を凝固させるが、水銀が銅を宿すと、銅は土へ凝結するからである。したがって両者の間に争いを起こし、銅の物体を、粉末となるまで破壊しなさい。
しかし、雄と雌、すなわち蒸気と水銀を結び合わせ、雄と雌がエテルとなるまで続けなさい。エテルによってそれらを霊に変え、次に赤くする者は、あらゆる物体を染めるからである。丹念に煮ることによって物体を砕くと、そこから、あらゆる物体を染める、純粋で霊的で崇高な魂を取り出すのである。
集会の人々は答える。では、その物体が何であるか、後世の人々に知らせてほしい。
彼は言う。それは自然の硫黄性のものであり、あらゆる物体の名で呼ばれる。
第43発言
ダルダリスは言う。あなたがたは処理についてたびたび論じ、結合を導入した。しかし私は後世の人々に宣言する。今は隠された魂を取り出すには、絶えず煮ることによって物体を物体でないものにするエテリアと、エテリアの昇華によるほかはない。また知りなさい。水銀は火性で、火よりも強くあらゆる物体を焼き、また物体を死なせる。そしてそれと混ぜられたすべての物体は砕かれ、破壊へ引き渡される。
したがって物体を丹念に砕き、必要なとおりに高めたなら、そこから、あのエテルの自然と、揮発せず染める色が生じる。そしてそれは、集会の人々が、染められるまでは染めないと言った銅を染める。染められたものが染めるからである。
また知りなさい。銅の物体はマグネシアによって処理され、水銀は四つの物体であり、また質料は湿りによるのでなければ存在しない。それは硫黄の水だからであり、硫黄は硫黄の内に含まれるからである。
集会の人々は言う。ダルダリスよ、硫黄とは何であるか、後世の人々に知らせてほしい。
彼は言う。硫黄とは四つの物体の内に隠された魂であり、それ自体で取り出されると互いを包み、自然に結びつく。硫黄の腹に隠されたものを水で処理し、隠されたものをよく清めれば、自然は自然と出会って喜び、水も同様に自らと等しいものと出会って喜ぶからである。また知りなさい。四つの物体は染められるのではなく、染めるのである。
集会の人々は言う。なぜ古人たちのように、それらは染められると染める、と言わないのか。
彼は言う。私は、俗人の四つの貨幣は染められず、銅を染めると述べる。そしてその銅が染められると、俗人の貨幣を染めるのである。
第44発言
モイセスは言う。ダルダリスよ、あなたがわれわれに語ったこの一つのものを、哲学者たちは多くの名で、ときには二つ、ときには三つの名で呼んだ。
ダルダリスは答える。では、惜しむ心を捨て、後世の人々のために名を挙げてほしい。
彼は言う。一つは火性のものであり、二つはその内で構成された物体であり、三つは硫黄の水である。それによって洗われ、完成するまで処理される。哲学者が、金を染める水銀はカンバルからの水銀であると断言するのを、あなたがたは見ないのか。
注 一・二・三は本文の区分をそのまま訳した。近代化学の物質数や比率へ確定しない。
ダルダリスは答える。それによって何を言おうとするのか。哲学者は、ときにはカンバルから、ときには石黄から、と言うからである。
彼は言う。石黄の水銀はマグネシアのカンバルである。しかし水銀は、混合された複合物から昇る硫黄である。それゆえ、あの厚いものを火性の毒と混ぜ、腐敗させ、丹念に砕き、もう一つの霊に隠された霊が生じるまで続けねばならない。そのとき、あなたがたすべてが望む着色剤が作られる。
第45発言
しかしプラトンは言う。師たちよ、皆、これらの物体を溶かすときは、焼き尽くされぬよう注意し、また海の水で洗うべきである。その塩がすべて甘さへ変わり、澄み、染め、銅の着色剤となり、それから飛び去るまで続けなさい。一方は染めるものとなり、他方は染められるものとなる必要があったからである。物体から分離され、もう一つの霊に隠れた霊によって、両者は揮発するものとなる。
それゆえ賢者たちは、逃げようとするもの〔または逃げないもの〕に、逃走の門を開いてはならないと言った。その逃走によって死が生じるからである。硫黄性のものが自らに似た霊へ変わることによって、両者は揮発するようになる。空気中へ昇りやすい、空気状の霊とされるからである。
注 丸括弧の別読はWaite英訳に付随する本文中の補足である。〔または…〕として区別した。
しかし哲学者たちは、揮発しなかったものが揮発するものとともに揮発するようになったのを見て、これらを揮発しないものに似た物体へ戻し、逃げられないものの内へ入れた。彼らは、それらが取り出された元の物体に似た物体へ戻し、そして熟成させた。しかし、染める作用者と染められるものが一つの着色剤となるという哲学者の言葉は、別の湿った霊の内に隠された霊を指している。
また知りなさい。湿った霊の一方は冷たく、他方は熱い。そして冷たく湿ったものは、暖かく湿ったものに適していないにもかかわらず、両者は一つとなる。それゆえ、われわれはこの二つの物体を選ぶ。それらによって作業全体、すなわち物体を物体でないものによって処理し、非物体的なものが、火の中で不動の物体となるまで続けるからである。それらは揮発するものと結ばれており、この二つ以外のいかなる物体にも、それは不可能である。霊はいかなる仕方でも物体を避けるが、逃げるものは非物体的なものによって抑えられるからである。
したがって非物体的なものも、同様に物体から逃れる。それゆえ、逃れないものは、あらゆる物体より良く、貴いのである。
したがって、これらを終えたら、揮発しないものを取って結びつけなさい。非物体的なものが揮発しない物体を受け取るまで、非物体的なもので物体を洗いなさい。土を水に、水を火に、火を空気に変えなさい。そして火を水の深みに、土を空気の腹に隠し、熱いものを湿ったものと、冷たいものを乾いたものと混ぜなさい。また知りなさい。自然は自然に打ち勝ち、自然は自然の内で喜び、自然は自然を包む。
第46発言
アッタムスは言う。哲学者たちの集会全体が、たびたびルビゴについて論じたことに注意すべきである。しかしルビゴは、仮の名であって真の名ではない。
集会の人々は答える。では、ルビゴを真の名で呼んでほしい。それによって、そしられることはない。
彼は言う。ルビゴは作業に応じたものである。金だけから生じるからである。
集会の人々は答える。では、なぜ哲学者たちはそれを蛭に関係づけたのか。
彼は答える。蛭が水の中にいるように、水は硫黄性の金に隠されているからである。したがってルビゴは第二の作業では赤化だが、前の作業でルビゴを作るとは白くすることである。その作業において哲学者たちは、金の花と、それに等しい割合の金を取るよう定めた。
第47発言
ムンドゥスは言う。アッタムスよ、あなたはルビゴについてすでに十分論じた。それゆえ私は毒について語り、後の世代に、毒は物体ではないと教えよう。精妙な霊がそれを微細な霊へ変え、物体を染め、毒で焼いたからである。哲学者は、その毒があらゆる物体を染めると断言している。しかし古代の哲学者たちは、金を毒に変えた者は目的に到達したが、それのできない者は何も得ないと考えた。
さて教えの子らよ、皆、私は告げる。それらが霊のように昇るまで、そのものを火によって還元しなければ、何も成し遂げられない。したがってこれは、火を避ける霊であり、重い煙である。それは物体へ入ると、その全体に浸透し、物体を喜ばせる。哲学者たちは皆、黒く、結びつける霊を取り、それによって物体を砕き、変化するまで苦しめよ、と言った。
第48発言
ピュタゴラスは言う。この術を求めるあなたがたすべてに、哲学者たちは結合〔または連続〕を多様な仕方で扱った、と断言しなければならない。しかし私は、水銀によってマグネシアの物体、あるいはクフルの物体、月の泡、不燃性の硫黄、焼いた灰、または、あなたがたの知る、リンゴからの明礬を拘束するよう命じる。しかし、これらのいずれかに固有の処理法があるなら、哲学者はそのようには語らないであろう。あなたがたも知るとおりである。
注 公開翻刻の con strain は constrain として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
したがって理解しなさい。硫黄、灰、リンゴからの明礬、クフルは、すべて硫黄の水にほかならない。また知りなさい。マグネシアが水銀と硫黄に混ぜられると、それらは互いを追う。それゆえ、水銀なしにそのマグネシアを放っておいてはならない。それは配合されると、極めて強い配合物と呼ばれ、哲学者たちが定めた十の処理法の一つだからである。
また知りなさい。マグネシアが水銀によって白くされたとき、その内で白い水を凝結させねばならない。しかし赤くされたときは、赤い水を凝結させねばならない。哲学者たちが書物で述べたように、処理は一つではないからである。したがって第一の凝結は、錫、銅、鉛のものである。しかし第二は、硫黄の水とともに構成される。ところがこの書を読むある者たちは、配合物を買えると思っている。
作業に属するものは何一つ買えないこと、そしてこの術の学は、マグネシアの物体の内での水銀の結合とともに、蒸気と水の昇華にほかならないことを、確実に知らねばならない。しかし哲学者たちはこれまで書物の中で、硫黄の不純な水は硫黄だけから生じ、また、その灰の水と水銀と硫黄なしには、いかなる硫黄も生じないと示してきた。
第49発言
ベルスは言う。哲学者たちよ、皆、あなたがたは配合と接触について惜しみなく論じた。しかし配合、接触、凝結は一つのことである。それゆえ、一つの配合物から一部、金の発酵種から一部を取り、その上に硫黄の純粋な水を加えなさい。これこそ、あらゆる物体を染める、力ある〔または明かされた〕秘義である。
注 公開翻刻の cornposition は composition として校整した。底本の語と文脈を確認した明白な転記誤りの修正。転記段階の読みも内蔵データに保持する。
ピュタゴラスは答える。ベルスよ、なぜそれを力ある秘義と呼びながら、その作業を示さなかったのか。
彼は言う。師よ、われわれは書物の内に、あなたが古人たちから受け取ったものと同じものを見いだしました。
ピュタゴラスは言う。それゆえ私は、どの書物にある曖昧さも取り除けるよう、あなたがたを集めたのである。
彼は言う。師よ、喜んでそうしましょう。注意すべきことは、硫黄から来る純粋な水は、硫黄だけで構成されるのではなく、いくつかのものから構成されるということです。一つの硫黄は、いくつかの硫黄から作られるからです。では師よ、これらが一つとなるよう、どのように配合すればよいのでしょうか。
彼は言う。ベルスよ、火と争うものと争わないものとを混ぜなさい。医師の暖かい毒が、焼き尽くさない穏やかな火で煮られるため、適切な火の中で結び合わされるものたちは争うからである。あなたがたは確かに、哲学者たちが煮詰めについて、小量の硫黄が多くの強いものを焼き、残る液は湿った瀝青、樹脂のバルサム、その他それに似たものと呼ばれる、と述べたことを理解しているはずである。
それゆえ、医師たちの試験は哲学者たちのものより厳しいにもかかわらず、われわれの哲学者たちは医師たちに似た者となる。
集会の人々は答える。ベルスよ、あなたには、この力ある秘義の配剤も示してもらいたい。
彼は言う。私は後の世代に宣言する。この秘義は二つの配合物、すなわち硫黄とマグネシアから生じる。しかし還元されて一つに結びつくと、哲学者たちはそれを水、ボレトゥス〔すなわち菌類の一種〕の泡、金の厚みと呼んだ。
しかし水銀へ還元されると、彼らはそれを水の硫黄と呼ぶ。また硫黄が硫黄を含むとき、それを火性の毒と呼ぶ。あなたがたの知るものから昇る、力ある〔または開かれた〕秘義だからである。
第50発言
パンドルフスは言う。ベルスよ、後の世代のため硫黄の昇華を説明するなら、あなたは優れたことを成し遂げるであろう。
集会の人々は言う。ではパンドルフスよ、あなたが明らかにしてほしい。
彼は言う。哲学者たちは、水銀をカンバルから取り出すよう命じた。彼らは真実を語ったが、この言葉には少し曖昧なところがある。その不明瞭さを私が取り除こう。では、水銀が小室の内で昇華されるようにし、これをカンバルから取り出しなさい。しかし、ベルスが示した硫黄の内には、もう一つのカンバルがある。硫黄と混ざった硫黄から、多くの作業が生じるからである。
それが昇華されると、カンバルから、エテリア、石黄、ゼンドリオまたはサンデリク、エブセミク、マグネシア、クフルまたはクフル〔Chuhul〕、その他多くの名で呼ばれる、あの水銀が生じる。これについて哲学者たちは、定められた処理で扱われると、白い自然が現れ、その内には影が全くない、と言った。十は万物の完成だからである。そのとき惜しむ者たちは、それをエブミクからの鉛、マグネシア、マルテク、白い銅と呼んだ。
注 Kuhul と Chuhul は英文では異綴りとして併記される。日本語では同様の音写になるため、後者に原綴りを添えた。
というのも、真に白くされると影も黒さもなく、厚く重い物体を離れ、それとともに清浄で湿った霊が昇るからである。その霊は着色剤である。それゆえ賢者たちは、銅には魂と身体があると言った。さて、その魂は霊であり、その身体は厚い。したがって、その厚い身体を破壊し、そこから染める霊を取り出すべきである。
また、そこから取り出した霊を軽い硫黄と混ぜ、探求者たちよ、あなたがたの計画が達成されたと認めるまで続けなさい。
第51発言
ホルフォルコスは言う。パンドルフスよ、あなたはこの物体の最後の処理以外、何も語らなかった。それゆえ読者のために、曖昧な説明を作ってしまった。しかし、その処理を初めから始めていれば、この不明瞭さを取り除けたであろう。
集会の人々は言う。では、望むだけ、後世の人々にこれについて語ってほしい。
彼は言う。この術を探究する者たちよ、まず卵を孵すのに必要なような穏やかな火で、銅を焼くべきである。
その霊が焼かれぬよう、自らの湿りとともに焼くべきだからである。そして、その色〔熱〕が増し、銅の物体が破壊され、染める霊が取り出されるよう、容器を四方から閉じなさい。この霊について惜しむ者たちは、銅の花から水銀を取り出せと言った。またこれを、われわれの銅の水、火性の毒、万物から取り出された実体と呼び、さらに、多くのものから取り出されたエテリアとも呼んだ。
またある者たちは、万物が一つとなると、物体は物体でないものとなり、物体でないものは物体となると言った。そしてこの術を探究する皆よ、知りなさい。すべての物体は、混ぜられた霊によって溶かされ、それとともに、疑いなく似た霊的なものとなる。また、諸霊の染める色を持ち、火に対して不変であるすべての霊は、物体によって変えられ、着色される。
それゆえ、物体を、力と色を備え、変化せず損なわれない霊へ変えるという考えを賢者たちに授けた方の名は、祝福されよ。こうして、以前は揮発する硫黄だったものが、今や揮発せず、燃えない硫黄とされる。学びの子らよ、皆、さらに知りなさい。あなたがたの逃げやすい霊を、それと混ぜられた物体によって赤くし、それから、その物体と霊から、その腹に隠れた微細な自然を、極めて精妙な処理によって取り出せる者は、あらゆる物体を染める。ただし、取り出すことの退屈さにもかかわらず、忍耐するならばである。
それゆえ惜しむ者たちは言った。知れ。銅が自らの湿りで湿らされ、その水の中で砕かれ、硫黄の内で煮られた後、そこからエテリアを持つ物体を取り出すなら、何にでも着色剤として適するものを見いだすであろう、と。したがって惜しむ者たちは、エテリアの昇華とともに、火の中で丹念に砕かれたものは、固定した着色剤となると言った。
誰の書物であれ、あなたがたが見いだす言葉はすべて、水銀を意味するからである。われわれはそれを硫黄の水と呼び、ときには鉛、銅、結び合わされた貨幣とも言う。
第52発言
イクスムドルスは言う。ホルフォルクスよ、そのまま続けるなら、あなたは銅と湿った霊の処理について、極めて見事に論じたことになるであろう。
彼は言う。ではイクスムドルスよ、私が省いたところを完成させてほしい。
イクスムドルスは言う。知るべきである。あなたが以前に言及し、知らせたこのエテリア、惜しむ者たちも多くの名で呼んだこのものは、白くし、白くされると染める。そのとき哲学者たちは、まことにこれを金の花と呼んだ。ある自然のものだからである。哲学者たちが、この終点へ到達する前には銅は染めないと言ったことを、覚えていないのか。しかし染められると染める。水銀は自らの着色剤と結びつくと染めるからである。
しかし、哲学者たちが発酵した尿と名づけたあの十のものと混ぜられると、彼らはこれらすべてを〈増殖〉と呼んだ。一方、ある者たちは、その混合された物体をコルスフレ、金の樹脂と呼んだ。したがって、哲学者たちの書物に見いだされ、余計で無駄だと思われるそれらの名は、真実でありながら仮の名である。それらは一つのもの、一つの考え、一つの道だからである。
これこそ、実際に万物から取り出され、そこから万物が生じる水銀であり、また銅の影を滅ぼす純粋な水である。
そして知りなさい。この水銀は白くされると、硫黄を含む硫黄となり、大理石のような輝きを持つ毒となる。惜しむ者たちはこれをエテリア、石黄、サンダラクと呼ぶ。そこから穏やかな火によって着色剤と純粋な霊が昇り、純粋な花の全体が昇華され、その花はすっかり水銀となる。したがって、哲学者たちがこう説明したものは、最も偉大な秘義である。硫黄だけが銅を白くするからである。
この術を探究するあなたがたは、その硫黄も、作業の内で白くされるまでは銅を白くできないと知らねばならない。また、逃れることがこの硫黄の性向であるとも知りなさい。したがって、それが自らの厚い物体から逃れ、蒸気として昇華されるときは、すっかり消え去らないよう、別の仕方で、同種の水銀によって引き止めるべきである。それゆえ哲学者たちは、硫黄は硫黄によって包まれると言った。
さらに知りなさい。硫黄は染めるが、その後は、同種の水銀と結びつけられなければ、必ず逃れる。それゆえ、それが染めてから逃れるという理由で、俗人の貨幣だと思ってはならない。哲学者たちが求めているのは哲学者たちの貨幣であり、白または赤、すなわち同種の水銀と混ぜられなければ、疑いなく逃れるからである。
それゆえ私は、水銀を〔同種の〕水銀と混ぜ、両者が一緒に、二つから構成された一つの清い水となるまで続けるよう指示する。したがって、これが偉大な秘義であり、その調製はそれ自身の樹脂によって行われる。それは花とともに穏やかな火で、また土とともに煮られ、ムクラ、酢、塩、硝石で赤くされ、ムタルによってルビゴへ変えられる。あるいは、われわれの貨幣にある選ばれた着色剤のいずれによってもそうされる。
第53発言
エクスメヌスは言う。惜しむ者たちは多くの名によって術全体を荒廃させた。しかし作業全体は貨幣の術でなければならない。哲学者たちは、この術の師たちに、貨幣のような金を作るよう命じたからであり、その同じ哲学者たちが、それをあらゆる種類の名で呼んだのである。
集会の人々は答える。それではエクスメヌスよ、後世の人々が警戒できるよう、それらの名のいくつかを教えてほしい。
彼は言う。彼らはそれを、塩を加えること、エテリアを昇華させ、洗い、砕くこと、火の中で白くすること、蒸気を幾度も煮て凝固させること、ルビゴへ変えること、エテルの調製、硫黄の水と凝固物の術、と名づけた。銅を砕き、白くした操作は、これらすべての名で呼ばれる。そして知りなさい。水銀は見た目には白いが、硫黄の煙に捉えられると、赤くなってカンバルとなる。
したがって水銀がその配合材料とともに煮られると、赤へ変わる。それゆえ哲学者は、鉛の自然は速やかに変えられると言う。哲学者たちが惜しまず語ったことが分からないか。それゆえわれわれは、容器に存在し、火が絶えず焼くことをやめなかった霊をあなたがたが取り出せるよう、多くの仕方で粉砕と反復を扱うのである。
しかし、それらとともに置かれた水は、火が焼くことを防ぐ。そしてそれらは、火の炎に捉えられれば捉えられるほど、火の熱で傷つかないよう、いっそう水の深みに隠れることになる。水はそれらを腹の内に受け入れ、火の炎を遠ざけるのである。
集会の人々は答える。物体を物体でないものにしなければ、何も成し遂げられない。しかし水の昇華について、哲学者たちは少なからず論じてきた。そして、そのものを火の中で丹念に砕かなければ、エテリアは昇らず、それが昇らなければ何も成し遂げられないと知りなさい。しかし昇れば、それは、あなたがたが染めるために意図した着色の道具となる。このエテリアについて、ヘルメスは「知っているものを篩にかけよ」と言い、別の者は「それらを液化せよ」と言う。
それゆえアラスは言う。そのものを火の中で丹念に砕かなければ、エテリアは昇らない。師は一つの見解を提示した。私は今、それを理性的に考える者たちに説明しよう。知りなさい。極めて大きな南風は、吹き起こると、雲を昇華させ、海の蒸気を高める。
集会の人々は答える。あなたの扱いは不明瞭であった。
彼は言う。私はテスタと、その内に不燃性の硫黄がある容器を説明しよう。しかし私は、多くのものから流動する水銀を凝結させ、二つが三つとなり、四つが一つとなり、二つが一つとなるようにせよと命じる。
第54発言
アナクサゴラスは言う。物体を欠く、揮発する焼かれたものを取り、物体化しなさい。それから、煙を持ち、吸い込むことを渇望する、重いものを取りなさい。
集会の人々は答える。アナクサゴラスよ、あなたが説くこの曖昧なものは何か、説明しなさい。そして惜しむ者とならぬよう気をつけなさい。
彼は言う。私はあなたがたに証言する。この揮発する焼かれたものと、渇望するもう一つのものは、硫黄と結びついたエテリアである。それゆえこれらをガラス容器に入れて火にかけ、全体がカンバルとなるまで煮なさい。そうすれば神は、求める秘義を成就するであろう。しかし私は、絶えず煮て、その過程の反復に倦まぬよう指示する。
そして知りなさい。この作業の完成は、硫黄の水とタブラの調製である。最後に、ルビゴとなるまで煮られる。哲学者たちは皆、ルビゴを黄金の毒へ変えられる者は、すでに望んだ作業を成し遂げたが、そうでなければ、その労苦は無駄であると言ったからである。
第55発言
ゼノンは言う。ピュタゴラスは、惜しむ者たちがあらゆる名で呼んだ水について論じた。最後に、書物の末尾で金の発酵種について論じ、その上に清い硫黄の水と、その樹脂の少量を加えるよう定めた。集会の皆よ、私は驚く。惜しむ者たちは、この作業の始まりよりも完成について、何と多く語ってきたことか。
集会の人々は答える。では、なぜ腐敗するに任せておいたのか。
彼は言う。あなたは真実を語った。乾いたものと湿ったものなしには、腐敗は起こらない。しかし俗人たちは湿ったものによって腐敗させる。このように湿ったものは、乾いたものによって凝固させられるだけである。だが作業の始まりは両者から成る。それにもかかわらず、惜しむ者たちはこの作業を三つに分け、一方は速やかに逃れ、他方は固定され動かないと断言した。
第56発言
コンスタンスは言う。この作業は四つのものを扱う必要があるのに、あなたがたは惜しむ者たちの論書に何の用があるのか。
人々は答える。では、その四つが何かを示してほしい。
彼は言う。土、水、空気、火である。こうしてあなたがたは、それなしには何も生まれず、術の内で何も完成しない四元素を持つ。したがって、乾いたものと湿ったもの、すなわち土と水を混ぜ、火と空気の内で煮なさい。それによって霊と魂は乾かされる。
そして知りなさい。微細な染める作用者は、土の微細な部分、火と空気の微細な部分から力を取り、一方、水の微細な部分からは、微細な霊が乾かされる。したがって、これがわれわれの作業の過程である。すなわち、これらの微細な部分が取り出されたとき、すべてが土へ変えられることである。そのとき、ある種の大気的なものである物体が構成され、その後、加えられた貨幣の物体を染めるからである。
しかし、この術を探究する皆よ、ものを増やしすぎないよう気をつけなさい。惜しむ者たちは増やして、あなたがたのために台なしにしたからである。彼らは欺くため、さまざまな処理法も説明した。さらに、あらゆる石と金属、海の動物の胆汁、天の翼あるもの、地上の這うものの名で、それを、すべての湿ったものを伴う湿ったもの、すべての乾いたものを伴う乾いたものと呼んだ〔またはそれらにたとえた〕。しかし染めようとするあなたがたは、物体が物体によって染められることに注意しなさい。
というのも私は、哲学者が書物の冒頭で簡潔かつ真実に述べたことを告げるからである。金の術の内には、カンバルからの水銀があり、貨幣の内には、雄からの水銀がある。しかし、どの点においても、これを超えて求めてはならない。二つの水銀もまた一つだからである。
第57発言
アクラトゥスは言う。私は後世の人々に、太陽と月の近くで哲学を行うと告げる。したがって真実に達したい者は、太陽の湿りと月の泡を取りなさい。
集会の人々は答える。なぜ兄弟たちに敵対する者となったのか。
彼は言う。私は真実以外に何も語っていない。
しかし人々は言う。集会が取ったものを取りなさい。
彼は言う。私もそうするつもりであった。しかし、あなたがたがよければ、後世の人々にこう指示する。哲学者たちが定め、ヘルメスも真の着色に適用した貨幣を一部、哲学者たちの銅を一部取り、銅を貨幣と混ぜ、四つの物体すべてを容器へ入れ、水が逃れないよう口を注意深く閉じなさい。七日間煮ることを続けるべきである。そのとき、すでに貨幣とともに砕かれた銅は、水へ変わっていることが分かる。
両者を再びゆっくり煮なさい。そして何も恐れてはならない。それから容器を開けば、上に黒さが現れる。この工程を繰り返し、貨幣の黒さから生じるクフルの黒さが消費されるまで、絶えず煮なさい。それが消費されると、それらに貴い白さが現れるからである。最後に元の場所へ戻し、全体が乾いて石へ変わるまで煮なさい。
また、銅と貨幣から生まれたその石を、以前より鋭い火で、幾度も絶えず煮なさい。石が壊れ、砕け、貴い焼滓へ変わるまで続けなさい。ああ、教えの子らよ、そこから生じるものは何と貴いことか。したがって焼滓を水と混ぜ、焼滓が水とともに液化するまで再び煮なさい。それから恒久の水で煮て浸し、配合物が甘く、穏やかで、赤くなるまで続けなさい。湿るまで浸しなさい。
さらに熱い火で煮て、容器の口を注意深く閉じなさい。この処理によって、逃げる物体は逃げないものとなり、霊は物体に、物体は霊に変わり、両者が結びつくからである。そのとき霊は、染め、芽吹く魂を持った物体となる。
集会の人々は答える。今あなたは後世の人々に、恒久の水で黒さが洗い落とされた後、ルビゴが銅に付着することを知らせた。それからそれは凝結し、マグネシアの物体となる。最後に、物体全体が砕けるまで煮られる。その後、揮発するものは焼滓へ変えられ、影のない銅となる。摩砕もまた、真に起こる。
したがって、哲学者たちの作業について、あなたは後世の人々に何を伝えたのか。ものをその正しい名で一向に呼んでいないのだから。
彼は言う。あなたがた自身の足跡に従い、あなたがたと同じように論じたのである。
ボネルスは答える。あなたは真実を語る。もし別のようにしていたなら、われわれはあなたの言葉を自らの書物に記すよう命じなかったであろう。
第58発言
バルグスは言う。アクラトゥスよ、あなたが見たように、集会全体はすでに語った。しかし善をなそうと意図していても、恩人がときに欺くことがある。
人々は言う。あなたは真実を語る。したがって自らの考えに従って進め、惜しむ心には気をつけなさい。
すると彼は言う。知るべきである。惜しむ者たちは、この秘義を陰に、自然学的推論、天文学、像の術の内に説明した。また木にたとえ、金属、蒸気、這うものの名によって曖昧に隠した。彼らの作業全体に、一般に見て取れるとおりである。
それでも、この学を探究するあなたがたに私は指示する。鉄を取り、板に延ばしなさい。最後に毒と混ぜ〔または毒を振りかけ〕、それ自身の容器に入れ、その口を極めて注意深く閉じなさい。そして液を増やしすぎることにも、逆に乾きすぎることにも気をつけ、塊として力強くかき混ぜなさい。水が多すぎれば炉の内に収まらず、乾きすぎれば炉の内で結合も煮ることもできないからである。それゆえ私は、丹念に調製するよう指示する。最後に容器へ入れ、その口を内側と外側から粘土で閉じ、上で炭を燃やし、数日後に開きなさい。そこには鉄の板がすでに液化しており、容器の蓋には小球が見つかるであろう。
火をつけると酢が昇る。その霊的な自然が空気へ移るからである。それゆえ私は、その部分を別に保管するよう指示する。また知るべきである。煮詰めと摩砕を繰り返すことによって、それは凝結し、火によって着色され、その自然が変わる。同じような煮詰めと液化によって、カンバルは分離されない。
私はあなたがたに知らせる。前述の頻繁な煮詰めによって、水の三分の一の重さが消費されるが、残りは第二の霊のカンバルの内で風となる。そして知りなさい。海の赤い砂より貴く優れたものはない。月の唾が太陽の光線の光と結ばれるからである。月は夜の到来によって完成し、太陽の熱によって露は凝結する。
注 ここは Spume(泡)ではなく Sputum(唾)。英文の語の違いを反映した。
次に、それが傷つけられると、死をもたらす者の露が結びつく。そして日が経つほど強く凝結し、焼かれない。太陽とともに煮る者は、自らも凝結するからであり、その際立った白さによって、地上の火に打ち勝つのである。
するとボニテスは言う。バルグスよ、月の泡は、われわれの銅以外、何も染めないことを知らないのか。
バルグスは言う。あなたは真実を語る。
彼は言う。では、なぜ、その実を食べる者は誰も二度と飢えない、あの木を説明することを省いたのか。
バルグスは言う。学を追求したある人が、この同じ木をどのように発見し、適切に操作して果実を取り出し、食べたかを、私に知らせた。しかし私が成長と増大について尋ねると、その人はあの純粋な白さを説明し、手間のかかる配剤なしに見いだされると思っていた。そのとき、その完成こそが、その果実なのである。
しかし私がさらに、実を結ぶまでどのように食物で養われるのかと尋ねると、その人は言った。その木を取り、周囲に家を建てて、すっかり囲みなさい。その家はまた、円く、暗く、露に囲まれ、その上に百歳の男が置かれていなければならない。塵や風が届かぬよう、戸を閉じて固く守りなさい。それから百八十日が経ったら、彼らをそれぞれの家へ帰しなさい、と。
私は言う。老人が若くなるまで、その男は、〔日数の〕数が満ちるまで、その木の実を食べることをやめないであろう。おお、その老人の魂を若い身体へ変え、父を息子とした、何と驚くべき自然よ。最も優れた神よ、あなたは祝福されよ。
第59発言
テオフィルスは言う。ボニテスが語った事柄について、さらに話そうと思う。
集会の人々は言う。兄弟よ、話しなさい。あなたの兄弟は見事に論じた。
彼は言う。ボニテスの足跡に従い、その言葉を完成させよう。知るべきである。すべての哲学者たちは、この配剤を隠しながらも、論書の内で生命の水と名づけたときには、真実を語った。その水と混ぜられるものは何であれ、まず死に、それから生き、若くなるからである。
そして弟子たちよ、皆、鉄はこの水によるのでなければ錆びないと知りなさい。水が板を染めるからである。それから、液化して浸されるまで太陽の下に置かれ、その後凝結する。その日々の間に錆びる。しかし、このように明らかにするより、沈黙するほうがよい。
集会の人々は答える。テオフィルスよ、惜しむ者とならぬよう気をつけ、話を完成させなさい。
彼は言う。同じようなことを、もう一度語れたらよいのだが。
人々は言う。あなたの望みは何か。
すると彼は言う。あの完全な木から最初に生じるある果実は、夏の初めに花開き、増えれば増えるほど飾られ、ついに完成し、熟して甘くなる。
同じように、その女は、ともに住む自分の子らから逃れ、一部は怒っていても、征服されることも、夫が自分の美しさを所有することも耐え忍ばない。夫は激しく彼女を愛し、眠らずに争い続け、ついに肉体的に交わり、神が胎児を完成させると、自分の望みのままに子らを増やす。したがって、欲情だけのために妻へ近づく者の美しさは、火によって消費される。
注 婚姻・性交・受胎・身体の解体は本文の錬金術的比喩として訳した。人や生物に対する実行手順ではない。
定められた期間が終わると、彼は彼女のほうへ向くからである。また私は、竜は決して死なないが、哲学者たちは、配偶者たちを殺す女を死なせたと、あなたがたに知らせる。その女の腹は、武器と毒で満ちているからである。
したがって竜のために墓を掘り、その女を竜とともに埋めなさい。竜はその女と強く結びつき、抱き締め、絡み合えば合うほど、女の身体の内に女の武器が作られるため、その身体が細かく切り裂かれる。女の肢体と混ざった彼を認めることで、彼は死から安全となり、全体が血へ変わるからである。
注 代名詞の指示と「死から安全になる」という因果は英訳の段階でも不明瞭。誰を指すかを断定して補わない。
しかし哲学者たちは、彼が血に変わるのを見て、柔らかさが消費され、血が乾き、今や明らかとなった毒を見いだすまで、幾日か太陽の下へ置く。そのとき風は隠される。
第60発言
ボネルスは言う。弟子たちよ、皆、知りなさい。選ばれたもののうち、結合と処理なしに有用となるものは何もない。精液は血と欲望から生じるからである。男が女と交わると、精液は子宮の液、湿らせる血、そして熱によって養われ、四十夜が過ぎると形作られる。しかし血と子宮の湿りが熱でなかったなら、精液は溶けず、胎児も生じないであろう。
注 were not heat は1896年版の読みを保持した。この発言の受胎・精液・胎児に関する説明は前近代の生理観であり、医学的事実や健康上の助言ではない。
しかし神は、胎児が生まれるまで精液を養うため、その熱と血を設けた。生まれた後は、それが塵である間、乳と火によって、控えめに、少しずつ養われるほかはない。そして燃えれば燃えるほど、骨が強められ、青年期へ導かれ、そこへ達すると自立する。この術においても、あなたがたはそのように行うべきである。熱なしには何も生まれず、浴は激しい熱によって質料を滅ぼすと知りなさい。
実際、冷たければ追い散らし、分散させるが、適温に調整されていれば、身体に適し、心地よい。それゆえ血管は滑らかになり、肉は増える。見よ、弟子たちよ、皆、あなたがたに示された。したがって理解し、処理しようとするすべてのものにおいて、神を畏れなさい。
第61発言
モーセは言う。注意すべきである。惜しむ者たちは、銅の鉛を形成の道具と名づけ、装って後世の人々を欺いた。その人々に私は知らせる。道具は、われわれ自身の白く、強く、輝く粉末と、われわれのくぼんだ石および大理石から来るもの以外にはない。その作業全体にとって、アロキアエの粉末以上に適した粉末、われわれの配合物とよく結びつく粉末はなく、そこから形成の道具が作られるのである。
さらに哲学者たちはすでに、卵から道具を取れと言った。しかし卵が何か、どの鳥の卵かは言わなかった。そして知りなさい。これらの処理は、作業全体より難しい。配合物を必要以上に処理すれば、その光は海に奪われ、消されるからである。それゆえ哲学者たちは、深い判断力によって処理するよう命じた。したがって月が満ちたとき、これを取り、溶けるまで砂の中へ置きなさい。
そして知りなさい。砂の中へ置き、工程を繰り返している間、忍耐がなければ、処理を誤り、作業物を損なう。それゆえ穏やかな火で、溶けたことを認めるまで煮なさい。それから酢で火を止めなさい。すると、一つのものが三つの伴侶から分離しているのを見いだすであろう。そして知りなさい。第一のイクシールは混ぜ合わせ、第二は焼き、第三は液化する。
したがって最初に、九オンスの酢を二度加えなさい。第一は容器が熱くされつつある間に、第二は熱くなったときにである。
注 ounce は底本の重量単位。制度や対象の特定なしに現代のグラムへ換算しない。
第62発言
ムンドゥスは言う。この術を求める皆よ、哲学者たちが何を語り、定めたにせよ、ケンケル、草、ゲルドゥム、カルメンは一つのものであると知るべきである。したがって、ものの多さに悩んではならない。哲学者たちのテュロスの着色剤は一つであり、彼らは好きな名を与え、固有の名を消して、われわれの海から取り出されたため、それを黒いものと呼んだ。
そして知りなさい。古代の祭司たちは人工の衣を着ることをよしとしなかった。それゆえ祭壇を清め、そこへ汚れたものや不純なものを持ち込まないために、ケンケルをテュロスの色に染めた。しかし、彼らが祭壇と宝庫に置いたわれわれのテュロスの色は、私には説明できないほど清浄で香り高かった。それもまた、われわれの赤く、最も純粋な海から取り出されたものである。その海は甘く、心地よい香りがあり、腐敗の内でも汚れず、不純でもない。
そして知りなさい。われわれはそれに多くの名を与えたが、それらはすべて真実である。理解力のある者のため、その例は、挽かれる穀物に見て取ることができる。挽いた後には別の名で呼ばれ、篩を通され、さまざまな物質が互いに分けられた後には、各々が自らの名を持つからである。しかし根本には、穀物というただ一つの名があり、そこから多くの名が区別されるのである。
このようにわれわれは、紫色のものを、その処理の各段階で、それ自身の色の名によって呼ぶ。
第63発言
フィロソフスは言う。私は後世の人々に、自然は雄と雌であると知らせる。それゆえ惜しむ者たちは、それをマグネシアの物体と呼んだ。その内に最も偉大な秘義があるからである。したがってこの術を求める皆よ、マグネシアをそれ自身の容器へ入れ、丹念に煮なさい。それから数日後に開くと、全体が水へ変わっていることが分かるであろう。さらに煮て、凝固し、自らを保つまで続けなさい。
しかし、惜しむ者たちの書物で海について聞いたなら、それは液を意味すると知りなさい。一方、籠とは容器を意味し、薬とは自然を意味する。自然は芽を出し、花を咲かせるからである。しかし惜しむ者たちが、銅の黒さが去るまで洗えと言うとき、ある人々はこの黒さを貨幣と名づける。だがアガディモンは、次の言葉を大胆に示したとき、明瞭に説明した。この術を示す皆よ、注意すべきである。これらのもの〔または銅〕を初めに混ぜ、一度煮ると、定められた黒さが見いだされる。すなわち、すべてが黒くなるのである。
したがって、これが賢者たちの鉛であり、彼らは書物でそれについて非常に頻繁に論じた。ある者たちは、われわれの黒い貨幣の〔鉛〕とも呼ぶ。
第64発言
ピュタゴラスは言う。貴いものがその内に隠された、この小さく、最もありふれたものについて、哲学者たちが以前に主張したことと、彼らの集まり〔または一致〕における多様さは、何と驚くべきものか。この術を探究する皆よ、俗人たちが、この同じ小さく卑しいものを知ったなら、嘘だと思うであろう。しかし、その効力を知ったなら、軽蔑しないであろう。だが神は、世界が荒廃しないよう、群衆からこれを隠したのである。
第65発言
ホルフォルクスは言う。叡智を愛する皆よ、知るべきである。ムンドゥスはこの術を教え、最も明晰な三段論法を示してきたのだから、その言ったことを理解しない者は、理性のない獣である。しかし私は、この小さなものの処理を説明しよう。この術へ導き入れられた誰もが、いっそう大胆になり、確信をもってこれを考察し、それが小さなものであっても、ありふれたものを貴いものと、貴いものをありふれたものと配合できるようにするためである。
知りなさい。混合の初めには、生の、穏やかで、純粋な、まだ煮られも処理されもしていない元素を、穏やかな火の上で混ぜ合わせるべきである。元素が結びつくまでは、火を強めないよう注意しなさい。それらは互いに従い、一つの組成の内に抱き合い、それによって徐々に焼かれ、その穏やかな火の中で乾くべきだからである。
そして知りなさい。一つの霊が一つのものを焼き、一つのものを破壊する。そして一つの物体が一つの霊を強め、火と争うことを教える。しかし最初の燃焼の後には、火の上で洗い、清め、白くし、すべてが一つの色となるまで続ける必要がある。その後、液全体の残りをそれに混ぜるべきであり、そうすれば、その色は高められる。
元素は火の中で丹念に煮られると喜び、異なる自然へ変わる。液化したもの、すなわち鉛は液化しないものとなり、湿ったものは乾き、厚い物体は霊となり、逃げる霊は強くなって、火と戦うにふさわしくなるからである。それゆえ哲学者は、元素を変換せよ、そうすれば求めるものを見いだす、と言う。しかし元素を変換するとは、湿ったものを乾かし、逃げるものを固定することである。
配剤によってこれらが達成されたら、作業者はそれを火の中に置き、粗厚なものが精妙となり、精妙なものが染める霊として残るまで続けなさい。また知りなさい。元素の死と生命は火から生じ、複合物は自ら芽吹き、神の助けによって、あなたがたの望むものを生む。しかし色が現れ始めたら、テュロスの色が完成するまで、神の叡智の奇跡を見るであろう。
おお、他の自然を染める、奇跡をなす自然よ。おお、処理によって元素を分け、変える、天上の自然よ。それゆえ、複合物を増殖させ、固定し、緋色にするかの自然の内にある、これらの自然より貴いものは何もない。
第66発言
エクセミガヌスは言う。ルカスよ、あなたは生きた隠された銀、すなわちマグネシアについて、ふさわしい仕方ですでに論じた。そして哲学者たちが「潜む霊を探し、軽んじるな。それがとどまるとき、偉大な秘義となり、多くの良いことを成し遂げるからである」と言ったことを知って、後世の人々に確かめること〔または実験すること〕と、書物を読むことを命じた。
注 直前の話者名と呼びかける相手の名の連続性には揺れがある。英文の Lucas をそのまま残した。
第67発言
ルカスは言う。私は後世の人々に証言する。私が述べることは、あなたがたの言葉より明晰である。哲学者は、銅を焼け、銀を焼け、金を焼け、と言う。
ヘルミガヌスは答える。見よ、以前にも増して暗いものが現れた。
集会の人々は答える。では、暗いものを明るくしなさい。
彼は言う。彼が「焼け、焼け、焼け」と言ったことについては、相違は名だけにある。それらは一つの同じものだからである。
人々は言う。あなたに災いあれ。何と短く扱ったことか。なぜ嫉妬の毒に冒されているのか。
彼は言う。もっと明確に話すことが望ましいのか。
人々は言う。そうしなさい。
彼は言う。私は、白くすることは焼くことであり、赤くすることは生命であると告げる。惜しむ者たちは、後世の人々を道に迷わせるため、多くの名を増やしたからである。その人々に私は証言する。この術の定義は、物体の液化と、身体からの魂の分離である。銅は人と同じく、魂と身体を持つからである。
したがって教えの子らよ、皆、身体を破壊し、そこから魂を取り出すべきである。それゆえ哲学者たちは、物体は物体を貫かないが、魂という精妙な自然があり、それこそが物体を染め、貫くと言った。したがって自然の内には身体があり、魂がある。
集会の人々は答える。説明したいと望みながらも、あなたは暗い言葉を述べた。
彼は言う。私は告げる。惜しむ者たちは、土星の輝きは、空中へ昇るときに暗くならなければ現れないこと、水星は太陽の光線に隠されること、水銀はその火性の力によって物体を生かし、こうして作業が完成することを語り、述べた。しかし金星は、東方に現れるとき、太陽に先立つ。
第68発言
アッタムスは言う。この術を探究する皆よ、知りなさい。あなたがたが尋ねてきたわれわれの作業は、海の生成によって生じる。神に次いで、それによって、またそれとともに、作業は完成する。それゆえハルストと古い海の石を取り、炭で白くなるまで煮なさい。それから白い酢で火を止めなさい。
その二十四オンスを煮たなら、三分の一の酢、すなわち八オンスで熱を消しなさい。白い酢で砕き、太陽と黒い土の内で四十二日間煮なさい。しかし第二の作業は、九月十日から天秤宮の第十日〔または第十度〕まで行われる。この作業では酢を二度加えてはならない。そのまま煮られるに任せ、酢がすべて乾き、エジプトの土のような固定した土となるまで続けなさい。
注 Libra の day / grade はWaite英訳の別読。暦日か黄道上の度数かを確定せず併記した。
一つの作業物は速く凝結し、別のものは遅く凝結するという事実は、煮方の違いから生じる。しかし、煮られる場所が湿って露に富んでいれば速く凝結し、乾いていれば遅く凝結する。
第69発言
フロルスは言う。ムンドゥスよ、私はあなたの論述を完成させようと思う。あなたは煮ることの処理を十分に述べていないからである。
彼は言う。哲学者よ、続けなさい。
フロルスは言う。教えの子らよ、私は教える。最初の煮詰めが良好であるしるしは、その赤さが取り出されることである。
彼は言う。赤さとは何か、説明しなさい。
フロルスは言う。質料が完全に黒くなったのを見たら、その黒さの腹の内に白さが隠されたと知りなさい。それから、その黒さから白さを、極めて精妙に取り出すべきである。両者をどう見分けるか、あなたがたは知っているからである。しかし第二の煮詰めでは、その白さをその道具とともに容器へ入れ、完全に白くなるまで穏やかに煮なさい。
しかし、この術を求める皆よ、白さが現れ、全体を覆って流れるのを認めたなら、その白さの内に赤さが隠れていると確信しなさい。ただし、それを取り出すべきではなく、むしろ全体が比べるもののない最も深い赤となるまで、煮るべきである。
また知りなさい。最初の黒さはマルテクの自然から生じ、赤さはその黒さから取り出される。その赤は黒を改善し、逃げるものと逃げないものを和解させ、二つを一つにする。
集会の人々は答える。それはなぜか。
彼は言う。苦しめられた質料は、物体の内へ沈められると、物体を変化せず消えない自然へ変えるからである。したがって、物体を黒くするこの硫黄を知るべきである。そして知りなさい。同じ硫黄は手で扱えないが、苦しめ、染める。そして黒くする硫黄は、逃げるものに門を開かず、逃げるものとともに逃げるものとなる硫黄である。
苦しめるものが、害や腐敗によってではなく、ものの結合と有用性によって苦しめることが分からないか。その犠牲となるものが有害で不適切なら、その変わらず消えない色が取り出されるまで、抱きとめられることはないからである。
われわれはこれを硫黄の水と呼び、この水を赤い着色剤のために調製した。それ以外については、これは黒くしない。しかし黒くするもの、そしてこれは黒さなしには起こらないが、それこそ作業の鍵であると、私は証言した。
第70発言
ムンドゥスは言う。この術を探究する皆よ、知りなさい。首位はすべてであり、それを持たなければ、何を加えても何の役にも立たない。それゆえ師たちは、完成されるものは一つであり、多様な自然がそのものを改善するのではなく、一つの適切な自然が改善する、と言った。それを注意深く処理すべきである。処理を知らないため、誤った者がいるからである。
したがって、これら配合物の多さや、哲学者たちが書物に列挙したものに気を取られてはならない。真実の自然は一つであり、自然に従う者たちはそれを、その腹の内に自然の秘義が隠された、かの一つのものと呼んだからである。この秘義は、賢者たち以外には見られも知られもしない。
したがって、その組成の取り出し方を知り、均等に処理する者には、そこから、あらゆる自然を征服する自然が立ち現れるであろう。そのとき、師たちが書いた言葉、すなわち「自然は自然の内で喜び、自然は自然に打ち勝ち、自然は自然を包む」が成就する。同時に、多数の、あるいは多様な自然があるのではなく、自らの自然と性質を内に持ち、それによって他のものに勝る一つの自然があるのである。
師が一つから始め、一つを完成させたことが分からないか。それゆえ彼は、それらの一なるものを、すべての自然を征服する〈硫黄性の水〉と呼んだのである。
第71発言
ブラクスは言う。ムンドゥスは、この硫黄性の水を何と見事に説明したことか。固体が、物体を欠く自然によって破壊され、物体でないものとなり、極めて微細な霊のようになるまでは、自然の腹に隠された、あの極めて微細で染める魂に〔到達〕できないからである。そして知りなさい。物体が干からび、死ぬほど破壊され、そこから、染める霊である魂を取り出さなければ、それによって物体を染めることはできない。
第72発言
フィロソフスは言う。第一の配合物、すなわちマグネシアの物体は、いくつかのものから作られる。ただし、それらは一つとなり、古人たちが銅のアルバルと名づけた一つの名で呼ばれる。しかし処理されると、このマグネシアの物体を処理する間に現れる色から取られた、十の名で呼ばれる。
したがって、鉛を黒さへ変える必要がある。そのとき、前述の十のものが、金の発酵種の内に、セリコンとともに現れるであろう。セリコンは、十の名で呼ばれる配合物である。これらすべてが語られたとき、われわれがこれらの名で意味するのは、銅のアルバルにほかならない。それは配合物に入ったあらゆる物体を染めるからである。しかし配合物には二つあり、一方は湿り、他方は乾いている。注意深く煮ると一つとなり、いくつかの名を持つ善きものと呼ばれる。
だが赤くなると、金の花、金の発酵種、珊瑚の金、嘴の金と呼ばれる。また、過剰な赤い硫黄、赤い石黄とも呼ばれる。しかし生の銅の鉛のままである間は、金属の棒と板と呼ばれる。見よ、生のときの名を明かした。われわれはそれを、煮られたときの名と区別すべきでもある。それゆえ、よく考察しなさい。
今、私は火の量、その日数、そして各段階における強さの違いを示すべきである。この書を持つ者が自立し、貧困から解放され、この最も貴い術に欠ける者には閉ざされた中道に、安全にとどまれるようにするためである。さて、私は多くの種類の火を見た。一つは藁と焼滓、炭と炎から作られるが、炎のないものもある。
経験は、これらの種類の間に中間の段階があることを示す。しかし鉛は銅の鉛であり、その内に秘義全体がある。さて、最も偉大な秘義の完成がある夜の日数については、この後の適切な箇所で論じよう。そして、配合物に少しの金を入れると、明らかな白い着色剤が生じることを、最も確かに知りなさい。それゆえ、以前の哲学者たちの宝庫には、高められた金も、明らかな金も見いだされるのである。
注 この後の適切な箇所で論じるという予告は、本文のまま残す。後続内容を補作しない。
それゆえ、彼らが配合物へ導入するものは不等である。元素は混ざり合って銅の鉛へ変わり、それぞれ以前の自然を離れて、新しい自然へ変えられる。そのとき、一つの自然、一つの類と呼ばれる。これらが達成されると、それはガラス容器に置かれる。ただし、ある仕方で配合物が水を飲み、その色を変える場合は別である。尊い赤さに染められるとき、あらゆる段階においてそれは見られる。
注 unless in a certain way … は1896年版にもある難解な接続。until 等への無断訂正はせず、意味の不確かさを残した。
このエリクシルについて、哲学者たちの言葉の内に「金を取れ」がたびたび現れるのを読むが、そうする必要があるのは一度だけである。したがって、反対者について確かなことを知りたいなら、デモクリトスが何を言うか、どのように下から上へ語り始め、それから順序を逆にして上から下へ進むかを考えなさい。
というのも彼は、銅の代わりに鉄、鉛、アルバルを取れと言い、それを逆にして、再びこう言うからである。貨幣の代わりにわれわれの銅を、金の代わりに鉛を、珊瑚の金の代わりに金を、クロクスの金の代わりに珊瑚の金を取れ、と。また第二に、上から下へ始めるとき、金、貨幣、銅、鉛、鉄を取れと言う。したがって、その言葉によって、半ばの金だけが取られることを示している。
そして疑いなく、金は鉛と銅なしには錆へ変わらず、また、賢者たちの知る酢で浸され、煮られて赤さへ変わるのでなければ、錆へ変わらない。したがって、これこそすべての哲学者たちが意味した赤さである。彼らがどのように「金を取れ、すると珊瑚の金となる」「珊瑚の金を取れ、すると紫の金となる」と言ったにせよ、これらすべては、それらの色の名にすぎないからである。その内に酢を入れねばならない。これらの色はそこから来るからである。
しかし哲学者たちは、さまざまな名で言及したこれらのものによって、より強い物体と力を意味した。したがって、それはルビゴとなるために一度取られ、それから酢を加えられる。その色が現れると、水が消費されて乾くよう、各々を四十日間煮詰める必要があるからである。最後に浸され、容器に置かれ、その有用性が現れるまで煮られる。
第一の段階は黄色のムクラのように、第二は赤いもののように、第三は通常の乾いた、砕かれたクロクスのようになる。そのようにして、貨幣に加えられる。
結語
アグモンは言う。結びとして、次のことを付け加えよう。液化と凝固を行わない者は、大いに誤る。したがって土を黒くし、その魂と水を分離し、その後白くしなさい。そうすれば、求めるものを見いだすであろう。私はあなたがたに告げる。土を黒くし、それから抜き身の剣そのもののようになるまで火で溶かし、さらに焼き尽くす火で全体を固定する者は、幸いな者と呼ばれるに値し、世界の円環を超えて高められるであろう。
われわれの石を明かすことについて、これだけ述べれば、教えの子らには十分であると、われわれは疑わない。その力は決して損なわれず、火に置かれると増す。溶かそうとすれば溶け、凝固させようとすれば凝固するであろう。見よ、誰もこれを持たない者はいない。それでも皆がこれを必要とする。多くの名が与えられていながら、ただ一つの名で呼ばれ、必要とあれば隠される。
またそれは、石であり石でなく、霊、魂、身体である。それは白く、揮発し、くぼみ、毛がなく、冷たいが、誰もその表面に舌を当てて無事ではいられない。飛ぶことを望めば飛ぶ。水であると言えば真実を語り、水でないと言えば偽りを語る。したがって多くの名に欺かれず、異質なものは何一つ加えられない一つのものであると確信しなさい。その場所を探究し、異質なものを何も加えてはならない。
注 表面へ舌を当てる記述も歴史的本文の翻訳である。物質の味見や本文の加熱・薬品操作を実行しないこと。
俗人を欺くために名が増やされていなかったなら、多くの者がわれわれの叡智を嘲笑するであろう。